ITとビジネスの両方を知らなければ、あなたは一生時間とお金の自由は手に入らない。

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私は大学時代の就職活動では商社が第一志望でした。坂本龍馬に憧れ、世界を股にかけて億単位のお金を動かすビジネスがやりたかったのです。ところが、就職氷河期(1999年)ということもあってか、当時の五大商社(三菱商事、三井物産、住友商事、日商岩井(現:双日)、伊藤忠商事)にチャレンジしたものの、全滅でした。その他、リクルートなどの事業会社も受けたのですが、馬鹿正直過ぎたのか?全滅でした。

<失敗例その1>
面接官:将来はどのような仕事がしてみたいですか?
私:はい、将来は独立したいと思っています。
面接官:それはいつぐらいですか?
私:はい、早ければ早いほど良いと思っています。
落選!

<失敗例その2>
私:今日はなぜスーツで来たのですか?募集要項に「ラフな格好で構いません」と書いてあったじゃないですか。
学生:はぁ、一応このほうがいいと思いまして。
(私は当時お気に入りだったレインボーカラーのTシャツとジーンズで来ていた。。)
もちろん落選!

そんなこんなで、自分が入りたいと思った会社は、全て落ちたのです。それでも2社から内定をもらっていたものの、その会社にあまり興味が持てず、内定を辞退してしまったのです。

天の声:おおい、行くとこなくなったぞ。どうするつもりなんだ?

失意に満ちた私は、「最初から自分で起業してやろう!」と決意。知人から紹介してもらったインターネット広告代理店のフランチャイズビジネスに、90万円を支払って参画。家賃3万6千円のボロアパートに住む貧乏学生だった私は、当然そんな大金は持ち合わせておらず、5年のビジネスローンを組んで支払ったのです。

このビジネスは、某ポータルサイトの広告枠を自分で営業して販売するというもの。私が良いと思ったのは、顧客が広告を出してくれている間は、自分にも一定の手数料が永続的に入るというものでした。私は大学生時代に新聞の広告枠を販売するテレアポのアルバイトをしたことがあって、その経験から、電話をかけまくれば一定の割合で成約が発生することを知っていたので、「ああ、これならできる」と確信しました。(当時の新聞のアルバイトでは、50件に電話すれば2〜3件は成約していました。)

1ヶ月間、電話帳を片手にテレアポをしながら顧客先に訪問していきました。あるサーファーショップでアポが取れ、実際に訪問して商品説明を行ったところ、幾つかの質問や要望をいただきました。私はそれを本部にフィードバック。本部の回答は、顧客の要望に全て応えられるものではありませんでした。私はそこで疑問を感じました。

(顧客を100%満足させられないサービスを、私は売っていて良いのだろうか?)

ここで私は、フランチャイズ本部のことを信用できなくなりました。こうなっては事業を続けるモチベーションも上がりません。私は代理店契約の解除と加盟費用の一部返金を求めましたが、本部からは拒否されました。消費者センターにも問い合わせてみたところ、「クーリングオフの期限を過ぎているので、難しいでしょうね」と冷たくあしらわれました。

それで私は気持ちを切り替えることにしました。幸い私の手元には、本部から付与されたノートパソコンが1台ありました。加盟店になる時に、営業用として渡されていたものです。加盟店から脱退しても、このノートパソコンは返さなくても良いというものだったので、このノートパソコン代も、加盟金に含まれていたのだろうと私は理解しました。当時、同等スペックのノートパソコンは30万円ぐらいしましたので、私は

(90万円でノートパソコンを買ったことにしよう)

と自分を納得させることにしました。

そうこうしているうちに、手元の貯金も底をついてきました。全財産が10万円を切ったところで、私は

(おとなしく就職しよう)

と気持ちを切り替え、就職することに。ところが、私は既に一度大学を卒業しているので、新卒ではなく「第二新卒」という枠で就職活動をすることになりました。当然、受け入れてくれる会社は多くありません。私は工学部出身だったので、IT系技術者としての職種であれば、受け入れてくれる会社がありました。

その時点での私は、

(僕はビジネスマンになって世界を動かすんだ!)

と思っていたので、パソコンに向かって1日中仕事をするなんて苦痛で耐えられないと思っていました。そもそも、まだまだパソコンが1人1台の時代ではなく、大学の仲間の中でもパソコンを持っていたのは6人に1人程度。しかもパソコンを持っているだけで「アキバ系」とオタクよばわりされるような時代でした。

もともと私は中学・高校で男子バレー部のキャプテンを務めるような体育会系。そんな自分が1日中パソコンに向き合って仕事をするなんて・・・

とはいえ、「手に職はつけておいて損はないかも」と思い直し、まずは起業資金を貯める必要もあったので、残業が100%出るIT企業に就職しました。

ちなみに、当時のインターネット広告代理店を展開していたフランチャイズ本部の会社は、今はもう存在していないようです。

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