私はかなりの『プラス思考』だと自分で思っています。
では、この『プラス思考』と『成功』の関係について少し考えてみました。
世の中の多くの成功者達は、
プラス思考だと思われていますし、
実際にそうだと思います。
では、そもそも『プラス思考』とは何なのでしょうか?
という疑問に突き当たります。
ちょっと考えると、
『嫌なことが起きても、気にしない』
という説明文が思いつきますが、
プラス思考な人の発言や行動を観察していると、
普通の人は深く落ち込むようなことを、
全く意に介さないように見えます。
そういう事実を見続けていると、
『ああ、僕のような凡人には、到底追いつけない人なんだ』
と思えてきます。
ところが、成功者達は、全ての事象に対して、
最初からプラス思考でいられたのか、
という点は疑問が残ります。
例えば、大学受験や就職試験に落ちて、
深く落胆したことがあるかもしれません。
人生を掛けた大恋愛をして、大敗したことがあるかもしれません。
事業に失敗をして、大きな借金を背負ったことがあるかもしれません。
ここで極端な話として、もし、
生まれつきマイナス思考が一切無い人がいたとしいます。
まさに成人君主のようなイメージですが、
そもそもマイナス思考が無いっていうことは、
『失敗する痛み、負ける痛みを知らない』
ということになるんじゃないか、と思うんですよね。
では、痛みも何も感じなければ、
果たしてそこに成長はあるのだろうか?
という考えに至ります。
スポーツでは勝った勝負よりも、
負けた勝負から学べることが多かったりします。
そうすると、成功している人のプラス思考というものは、
先天的なものではなく、
過去に起きた様々な辛いこと、悲しいことを、
自分の力で克服した後にプラスに転じているのでは?
と考えざるをえないのです。
これはワクチンと似ているもので、
一度病原体を経験すると抗体ができて、
次回以降は何ともなくなるのと同じようなものなのではないか?
と思うんですよね。
そして、私自身も、小さい時からプラス思考だったかというと、
小さい時には様々な出来事でくよくよしていたように思います。
その時にやはり思い出すのは、母の存在。
私が何かに失敗したりすると、
『よく頑張ったね。次また頑張ればいいからね。』
と言ってくれました。
そういう点では父も同様でした。
これで私は自尊心を保つことができ、
自然にマイナス思考をうまく克服することが
できるようになったのではないか、
と思います。
そして大学時代に出会った恩人から、
『プラス思考』という言葉を初めて知った時、
意図的にプラスに考えることで、
人生をコントロールすることができる、
ということを学びました。
一見すると不幸な出来事が自分に起きた時、
様々な自問自答をしてそれを克服できると、
次回以降は全く気にならなくなりました。
つまり、今自分は『プラス思考』ではないと感じている人も、
それを克服できる、ということなのです。
また、マイナス思考も自分が成長するための、
大きな原動力になる、ということなのです。
そう考えると、楽になりませんか?
<追伸>
私は今では殆どのことについて、
落ち込むことは無くなりましたが、
唯一落ち込むことがあります。
それを次の記事に書きますね(^^)