2014年8月5日0時4分、誕生してから38年目の朝。
今年はグアムで家族と迎えることができました。
私と同じ38歳以下の方は『もう38歳』、
そして39歳以上の方は『まだ38歳』と感じるのではないかと思います。
ただ、人生において成し遂げられることの質と量を考えた時に、
これからの10年でできることは、過去37年間の何倍にもなると思います。
学生時代に、ある芸術家の個展のお手伝いをさせて頂いたことがあります。
その会場に、その方の年表が飾られていました。
その年表に刻まれていた実績の数を見ると、
40歳までの数よりも、
40歳以降の数が圧倒的に多かったのです。
つまりその方の芸術家としての人生は、40歳からスタートしたといっても過言ではなかったのです。
私は22歳で起業を目指してから、
『なるべく早く成功したい』
という気持ちが強くかったのですが、20代は試練の時代でした。
30代に入ってからようやく少しずつ自分が求める結果が出てくるようになりました。
私が尊敬する、技術者出身で3回も企業を上場させたアメリカ人の技術者、ジム・クラークは、
38歳でシリコン・グラフィックスという会社を創業、(1990年に上場)今のハリウッド映画の『フルアニメ』が実現できたのも、彼の会社の技術の貢献が大きいと言われています。
49歳で今のインターネット草創期に活躍した『Netscape Navigator』の会社を、マーク・アンドリーセンらと一緒に立ち上げました。(1995年に上場)
52歳で『ヘルシオン』という医療ソフトの会社を立ち上げました。(1999年に上場)
彼の成功経歴も、38歳からスタートしています。
確かに、20代は社会で戦力になるために、様々な経験を積む必要がありました。
30代以降はこのベースがあるので、1年のうちに成し遂げられるべきことは、20代の頃よりも増えているように思います。
さて、私はこれから何を成し遂げるか?
それはこれからゆっくりと考えたいと思います。