
AIにブログ記事を書かせるのはアリかナシか。Googleの公式見解と、AI記事が伸びない本当の理由
この記事のポイント
- ✓AIで書いた記事は評価されないのか
- ✓Googleは「適切な利用はガイドライン違反ではない」と明言しています
- ✓それでもAIに書かせた記事が伸びないのは
AIにブログ記事を書かせるのはアリか、ナシか。
いまだに意見が割れています。 書かせている人は黙って書かせていて、反対する人は「AIで書いた記事はGoogleに落とされる」と言う。
ただ、この問いにはすでに答えが出ています。 Googleが自分で書いているからです。
Googleの公式見解
Google検索セントラルの「AI生成コンテンツに関するGoogle検索のガイダンス」に、こうあります。
「Appropriate use of AI or automation is not against our guidelines. This means that it is not used to generate content primarily to manipulate search rankings, which is against our spam policies.」
訳すと、AIや自動化の適切な利用はガイドライン違反ではない、ということです。 違反になるのは1つだけで、検索順位を操作することを主目的にコンテンツを作ったときです。
同じページには、こうも書かれています。
「Automation has long been used in publishing to create useful content.」
自動化は昔から出版で使われてきたものだ、と言っています。 Googleが見ているのは作り方ではなく、できあがったものが役に立つかどうかだけです。
つまり、AIに書かせること自体は、何も問題ありません。
それなのに、AIに書かせた記事は伸びない
ここが本題です。
規約上は問題ないのに、AIに書かせた記事のほとんどは検索から人が来ません。 「AIっぽい文章だから落とされた」と言われがちですが、私はそうは思いません。
理由はもっと単純で、上位にいる記事と同じことを書いているからです。
いま1ページ目にいる10本と同じ内容が、11本目として増えた。 Googleの立場で考えてください。 それを上に出す理由がどこにもありません。
落とされたのではなく、最初から上げる理由が無い。 これだけです。
Googleが実際に見ている質問
Googleは「役に立つ、信頼できる、人間本位のコンテンツの作成」というページで、自己点検の質問を並べています。 そこに、こういう項目があります。
- Are you mainly summarizing what others have to say without adding much value?
- Does the content provide original information, reporting, research, or analysis?
- Does the content provide substantial value when compared to other pages in search results?
順に、他の人が言っていることをたいした価値も足さずにまとめているだけではないか。 独自の情報、取材、調査、分析があるか。 検索結果の他のページと比べて、相応の価値があるか。
まとめ直しただけのページは、ここで落ちます。 AIで書いたからではありません。 人間が書いても同じです。
視点を変える。1位で足りるなら、Googleは1位だけ出せばいい
ここからが、私がいちばん言いたいところです。
Googleの理念は「世界中の情報を整理して、誰もがアクセスできて使えるようにする」ことです。 その理念からすると、検索した人の目的が1位のページだけで完全に片付くなら、それがベストのはずです。
実際、AIモードがやっているのはそれです。 10本のリンクを並べるのではなく、1つの答えを返す。
それでも、通常の検索結果には2位以降がずらりと並びます。 なぜか。
1位で足りていないからだと考えています。
検索者の目的を一発で解決するページを、Googleと一緒に作る
そう置くと、話が変わります。
やるべきなのは、散らばった情報を集めて整理し直すことではありません。 それは前の章のとおり、Google自身が否定しています。
やるべきなのは、いま1位のページで解決しきれていない部分を埋めることです。 検索した人がそのページだけで目的を達成できる状態を、Googleの代わりに作る。
Googleと競争するのではなく、Googleと一緒に検索結果を完成させにいく、という感覚です。
そう考えた瞬間に、AIに何を書かせればいいかは自動的に決まります。 いまそこにあるものを読ませて、足りていないものを埋めさせる。 それだけです。
私がやっている手順
ここまでの話をそのまま手順にすると、こうなります。
- 狙ったキーワードの上位10記事の内容を全てチェックする
- それらを網羅した内容を、まず作る
- そのうえで、自分自身のオリジナルの情報を足す
これで、理論上は1位を狙える状態になります。 上位10本にある内容は全部入っていて、そのうえで他のどこにも無いものが載っているからです。 あとは時間とともに順位が上がっていきます。
もちろん例外はあります。 Googleはドメインの信頼性や、発信している人の権威性も見ています。 なので、この手順を踏めば必ず1位が取れるわけではありません。
ただ、この方法で私はかなりうまくいっています。
実際の数字
私が運営しているサイトの1つの、Search Consoleの画面です。

半年で、合計クリック8.01万、合計表示441万。 平均掲載順位は9.6です。
月ごとに見ると、2026年2月のクリックが812で、8月が27,560でした。 3月と比べて18.8倍、2月と比べると34倍です。 表示回数は2月の11,709が、8月には1,239,231になりました。
同じ期間に特別なことはしていません。 上位を読んで、網羅して、自分の情報を足す。 これを続けただけです。
AIからの言及も増えている
もう1つ、最近の変化です。

これはGoogleの生成AI機能での表示回数です。 6月の中頃まではほぼゼロでしたが、そこから増え続けています。
検索結果に並ぶだけでなく、AIが答えを作るときの材料としても拾われ始めている、ということです。 やっていることは同じで、上位を網羅したうえで、自分にしか出せないものを足しているだけです。
まとめ
- AIで書くこと自体は、Googleのガイドライン違反ではない。公式にそう書いてある
- 違反になるのは、順位の操作を主目的に量産したときだけ
- AIに書かせた記事が伸びないのは、AIだからではなく、上位と同じことを書いているから
- Googleは「まとめ直しただけ」を自己点検の質問で明確に否定している
- 1位で足りるならGoogleは1位だけ出せばいい。2位以降が並ぶのは、足りていないから
- だから、検索者の目的を一発で解決するページを、Googleと一緒に作ればいい
- 具体的には、上位10本を網羅したうえで、自分にしか出せない情報を足す
AIをどう使うかという話ではなく、何を埋めるかという話です。 道具が変わっても、ここは変わりません。
