『世界中を旅しながら生活してみたい』

というのは多くの人が憧れることだ。

男は2005年に人生で2度目の独立を果たしたが、もともと初期の頃は取引先の企業に常駐し、『下請け』の業務をこなしながら、生計を立てていた。

(せっかく独立起業したのに、時間と場所の自由が手に入っていないのでは、意味がないじゃないか!)

と強く思い、そこから脱却すべく、様々なことを変えていった。

ビジネスモデルもゼロから再考し、既存のクライアントとの関係も見直し、2010年の後半から、情報発信もスタートしていった。

そうして2011年にマレーシアで不動産を購入したことをきっかけに、東南アジアを中心に、世界各地に足を運ぶように。

  • アメリカ(カリフォルニア、ロサンゼルス、ラスベガス、ヒューストン、ハワイ、グアム、サイパン)
  • 香港
  • マカオ
  • 台湾(台北)
  • 韓国(ソウル、釜山)
  • 中国(上海、北京、成都、珠海)
  • シンガポール
  • マレーシア(クアラルンプール、ジョホールバル、ペナン)
  • インドネシア(ジャカルタ)
  • フィリピン(マニラ、セブ、ボホール)
  • オーストラリア(メルボルン、パース)
  • タイ(バンコク、アユタヤ、カンチャナブリ)
  • スリランカ(コロンボ、シギリヤ)
  • インド(チェンナイ、コルカタ、ムンバイ)
  • ベトナム(ハノイ、ホーチミン、ニャチャン)
  • カンボジア(プノンペン、シェムリアップ)
  • ロシア(モスクワ)
  • ラトビア(リガ)
  • トルコ(イスタンブール)
  • コソボ(プリシュティナ)
  • マケドニア
  • アルバニア
  • ドイツ(ベルリン)
  • フランス(パリ)
  • アラブ首長国連邦(ドバイ)
  • ノルウェー(オスロ)
  • 北極(ロングイエールビーン)

これらの国、都市全てで、問題なく仕事をこなすことができた。

2011年〜2014年までの4年間は、月の約半分を海外で過ごし、毎月5都市を訪問するような生活を行っていた。

目的地までの直行便ではなくあえて経由便を選んでトランジットの時に経由地に入国して現地を歩き回ったり、ある都市に複数泊する場合にあえて1泊ごとにホテルを変更したりするなどして、『なるべく多様な体験』をするように心がけてきた。

男にとって旅をすることは必須ではなかったのだけれど、
(むしろ日本国内に滞在していたほうが、仕事は大いにはかどる。)

『本当に旅をしながら仕事ができるのか?』

という問いへの答えを見出すため。

そして、その答えを自分のメディアを通して発信することで、多くの人達に『もっとできる!』ということを伝えたい。

そういう気持ちがあった。

今では当たり前のように使われている『海外ノマド』という言葉も、実は男が2011年に自ら定義して、Facebookで発信するようになった時には、誰もこの言葉を使っていなかったので、かなり珍しい目で見られた。

そして2018年の10月に、

『暮らしやすい都市世界No.1』

に7年連続で選ばれているオーストラリアのメルボルンに完全移住。

8月上旬に事前視察に行き、2週間滞在して移住を決意。

9月に引っ越しを含めた各種手続きを行い、10月1日にはメルボルンに着いていた。

プライベート面では各種調整があったものの、ビジネス面では一切調整なし。

唯一あるとしたら、日本国内でのオフラインセミナーがあまり開催できなくなったことぐらいか。

男のビジネスの市場は基本的に日本である。

この場合、日本から離れると売上に影響が出る(つまり売上が下がる)のだろうが、男の場合は全く影響がなかった。
(というよりは、『影響がないように仕向けた』というほうが正確だろう。)

むしろ、日本に居ないことで、『完全オンライン完結型』のビジネスをより成熟させることができる、そう感じている。

メルボルンに来て2ヶ月が経過し、こちらでの生活にも慣れてきた。

男にとって、移住は当初の想像よりも敷居は低かった。

もちろん、

  • メルボルンは好景気なため不動産の空室率が非常に低く(約2%)、人気物件はなかなか契約できない
  • 役所への問い合わせがWebかメールのみ(窓口がない)であるため、各種手続きのハードルが高い
    ※もちろん全て英語
  • 政府や企業の担当者の対応が一定でない
    →対応の確実さやきめ細かさが個人に依存しており、こちらで常に注意をしていないと、いつまでたっても処理が進まなかったりする。
    ※もちろん全て英語
  • 交通ルールがわかりにくく厳しい
    →既に3回駐車違反キップを貼られ、1回レッカーされてしまった。。
  • 外食費や物価が高い
    →吉牛のような500円以下の外食は皆無。ファーストフードでも1,200円〜平均すると日本の1.3倍〜2倍程度か。

などなど、適応するためにそこそこのハードルがあるのだが。

それも2ヶ月程度で違和感を感じなくなり、それが当たり前と思えるようにもなってきた。

それもやはり、2011年から4年間の、男が海外ノマド生活が良い訓練になっていたのだろう。

このスタイルを実現するためには、ビジネスモデルも選ぶ必要があるが、『仕事の道具選び』も大事だ。

海外を移動しながらという環境では、持ち運べる荷物に制限があるため、必要最小限に抑えつつも、仕事に支障がないようにしなければならない。

男が2011年から2014年にかけて毎月5都市を訪問していた時期は、日本に戻るたびに仕事の道具を見直し、毎月海外に新しい道具を購入して持っていき、試してみるという生活を送っていた。

そしてトライ&エラーを繰り返し、選びぬいたハードウェア、ソフトウェアが、今回紹介する『ツールキット』になる。

情報起業を加速させるための最適なツール群

男は第一印象では、温厚そうに見られることが多い。
ところが、こと『仕事の道具選び』のことになると、妥協を許さない一面が顔を覗かせる。

男は子供の頃から、テレビのチャンネルを選ぶ際には、

『まずは全部チェックして、1番気に入ったチャンネルを選ぶ』

というタイプ。

(もっとも、男が生まれ育った宮崎県では、民放がたった2局しかなかったため、選ぶのは簡単だったのだが・・・。)

仕事のアイテムを選ぶ時にも、

  1. 検索エンジンで検索する
  2. 良さそうな商品が見つかったら、Amazonや価格コムのレビューをチェック
  3. 更に個人ブログなどでのレビューをチェック
  4. 最も良さそうなものを購入する
  5. 試してみてイマイチだったら次の商品を探す

という感じで、その時の目的に沿った『世界で最もふさわしいアイテム』を探り当てている。

また男は機能面だけでなく、デザイン面にもこだわっており、洗練されたものを選ぶようにしている。

時として、1つのアイテムに絞り込むのに、1週間も時間を要すこともある。

この工程を、男は自分が仕事で使う全てのアイテムに関して行っている。

つまり、男にとって、『衝動買い』は100%あり得ない。

だからこそ、男が使っているアイテムを参考にすれば、まず間違いはないと言えるだろう。

今回メルボルンに移住したことに伴い、男は『ツールキット』の約30%を見直し、さらにブラッシュアップを図った。

これにより、男のオンライン上でのビジネスは、さらに加速することになるだろう。

今回のオンラインセミナーでは、男が仕事で使っているハードウェア、ソフトウェアの全てと使い方の紹介を行う。

これらは単なるツールではなく、『情報発信ビジネス』を効率良く、効果的に行うことだけに焦点を絞り、選びぬかれたものだ。

例えば、

  • 記事を書くためのツール一式
  • 記事を保管するためのツール一式
  • 記事用の画像を編集するためのツール一式
  • 音声収録に使うためのツール一式
  • 膨大な写真を管理するためのツール一式
  • オンラインセミナーを開催するためのツール一式
  • 外注パートナーとのコミュニケーションツール一式
  • 外部との契約に使うツール一式

などなど。

これらのうち全てではなくても、一部を取り入れるだけでも、あなたの仕事の効率アップにつながること間違いないだろう。

今なら男がツール選びに費やしてきた数千時間という時間を、3,000円で購入することができる。

あなたも男の『ツールキット』の情報を入手し、この正月休みの間を使って、ブラッシュアップしてみてはいかがだろうか?

過酷な環境で選び抜かれた『ツールキット』

2013年8月。
男は『旅をしながら仕事ができる』ということを証明するため、次の候補地を検討していた。

当時はまだ小学校に上がる前の娘2人を妻の実家に預けての旅だったので、地球の反対側までは行けない。
家族にもしものことがあったら、6時間程度で戻って来れる距離。小学校時代の、『おうちの周りルール』のようなものだ。
すると、おのずと訪問先はアジア圏が中心となる。
本当は、地球の反対側のアマゾンとか、南アフリカとか、サバイバル感満載の場所を冒険してみたかったのだけれど。。
アジア圏では既にかなりのエリアをカバーしていたので、どこか目ぼしいところはないだろうか?

男が条件設定したのは、観光地として知られていて、かつ秘境感のあるところ。
ネットサーフィンをしていたところ、奇妙な形をした岩を発見した。
まるで、ペルーのマチュピチュだ。

しかも、マチュピチュより険しくないか?
どうやってこの岩に登るのだろう?

この岩の名前は、『シーギリヤ・ロック』。

シンハラ王朝の5世紀の王、カッサパ1世が、弟からの王位奪還を逃れるため、巨大な岩の上に王宮を建築したとされる。

男が確認したかったこと。

『果たして、シーギリヤ・ロックの上でノマドは可能なのか?』

まさに今のユーチューバーのようなお題目だ。。

他に何か用事があったわけではない。

男はそれを確認するためだけに、スリランカ行きの便を予約した。

男は、本当はただ単に旅をしたかったわけではない。

  • 世界中のどこでもネット接続可能なのか?
  • 本当に旅をしながら仕事ができるのか?

ということを検証するために、敢えて非日常的なライフスタイルを過ごすことを、自分に課していたのだった。

三菱のパジェロが、本来はただ単にSUVを作って売っていればいいだけなのに、あえてパリ・ダカールラリーに出場するのと似たようなものだ。

そして男は、Facebookを使って、スリランカでの旅を実況中継していった。

当時のFacebookの一部始終

 

そして登頂開始から3時間後、無事に登頂成功。

シーギリヤ・ロックの頂上でも、問題なくネット接続ができ、ノマドすることができた!

(実際には登頂の疲れから、仕事をするには至らなかったのだけれど・・・。)

当時はまだGoProも無くて、Panasonic製のアクションカメラを体につけながら旅をしていたので、どこに行くにもかなり注目されていた。

スリランカの空港で、危うく警官に職質されそうにも・・・。

スリランカの旅を案内してくれた、20年以上プロのガイドとして活躍されている、ウパリさん。

ウパリさんはこれまでの経験上、地理面に精通されていたが、時々道に迷うこともあった。

(奥地に行くと殆ど獣道だったので、無理もないことだが・・・。)

その都度、男がGoogleマップを見ながら、逆にウパリさんのナビゲーションをすることに。

ウパリさん曰く、

君にはもうガイドはいらないね。君はITを使いこなしている。まるで未来から来たようだ。

と男の装備に興味津々だった。

こうして、『パリ・ダカールラリー』ならぬ『シーギリヤ・ロック』を制した男。

旅の道中でも、MacBookAir/iPhone/iPadを駆使して、シームレスに仕事をすることができた。

旅をしながらセミナーの集客を行い、日本に帰国した後に、Facebookのセミナーを開催。

『旅をしながらでも稼ぐことができる』

を証明することができた。

ドラえもん並の装備?

男と一緒に旅をしたことのある人からはよく、
『ドラえもんのポケットみたいですね!』
と驚かれる。

それはあらゆるシーンに適用できるような道具を、男が揃えているからだ。

但し、余分なものを何でも持ち歩いているのではなく、必要十分かつ最小限に絞られている。

そしてあれから5年後。男はメルボルンに来たことに伴い、『ツールキット』を最新化した。

日本から遙か6,848Km離れたオーストラリアのメルボルンから、遠隔でビジネスを行うために、必要なツール群が網羅されている。

男がかれこら10年以上選定に選定を重ね、残っている最新のもの。

これらの全てではなくても、一部を取り入れることで、あなたのビジネスも『非労働集約型』に一歩近づくだろう。

平城寿(Hirajo, Hisashi)

1976年宮崎県生まれ/@SOHO創業者
『ITエンジニアのための「人生戦略の」教科書』(マイナビ出版)著者

日本最大級(会員約28万人)のビジネスマッチングサイト『@SOHO』の開発者であり創業者。

九州大学卒業後、内定をすべて辞退し半年間起業の道を模索するも断念。消去法で福岡のIT企業に就職し在職中にショッピングカートのレンタルシステムをヒットさせ1年半後に24歳で1度目の独立を果たす。

フリーランスのITエンジニアとして活動しつつベンチャー企業のCTOを兼任。 大規模システムの経験を積むため26歳で アクセンチュアに就職し 3年間トップ5%の評価を維持する。

在職中に『@SOHO』を立ち上げ、軌道に乗せて29歳で2度目の独立を果たす。ITエンジニアの独立起業をサポートする 『スーパーエンジニア養成講座』を開講。2万人のメールマガジン読者にアドバイスを行う。これが出版関係者の目に留まり、出版に至る。

その後活動の場を海外に広げ、海外でのノマドスタイルを確立し2011年により 『海外ノマド』という言葉を自ら定義し啓蒙活動を行う。今では当たり前となった海外ノマドというライフスタイルの立役者となる。

5年かけて自分のビジネスを完全オンライン化し、世界中のどこにいても生活できるような状況を実現。

2018年よりオーストラリアのメルボルンに拠点を移し、引き続き個人が活躍できる環境づくりやサポートに注力している。

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