(将来、世界中のあちこちを旅してみたいな。)

就職活動をしながら、男はそう思っていた。

就職氷河期だったということもあり、企業からの反応も芳しくない。

五大商社をはじめ、リクルートといった事業会社など、興味があった企業からはことごとく落選。

専攻は理系のくせに、文系の人達の多くが進む道を志望していたので、仕方がないことだったのかもしれない。

工学部出身なのでメーカーへの就職はさほど難しくなかったようだが、研究者になるのだけは嫌だった。

内定をもらったIT系の2社を辞退するも、結局のところ、第二新卒として中堅のIT企業の福岡支店に就職することになる。

男の社会人としての原点はここから始まった。
ITという「手に職」を身に着け、それを生かして身を立てる道。

20代前半で男が立てた大きな目標があった。

それは、

  1. ビジネスで成功して社会から認められること
  2. 経済的に自立すること

の2つ。

お金を稼ぐことができても、人に迷惑をかけたり恨まれるようでは意味が無い。
社会的に認められるような成果を上げつつ、経済的にも自立をしていたい。

男はそう考えていた。

「経済的に自立する」という言葉は、ロバート・キヨサキの「金持ち父さん」シリーズの本で採用されている表現で、労働からの収入ではなく、自分が働かなくても収入を得られる状況のことを差している。

「金持ち父さん」シリーズでは、これを4つのクワドラント

  • Eクワドラント
    ・・・Employee(従業員・サラリーマン)
  • Sクワドラント
    ・・・Self-employed(自営業)
  • Bクワドラント
    ・・・Business-owner(ビジネスオーナー)
  • Iクワドラント
    ・・・Investor(投資家)

に分け、説明していたところまでは革新的だったものの、具体的に投資家のフィールドに行くための具体的なステップや、投資に関してはほぼ不動産のことしか語られていなかったので、男はどうすれば良いかわからなかった。

2003年に書店である本に出会った。

その本には、
「働かなくても毎年新車のベンツが買える方法」
というキャッチコピーが書かれ、とても魅力的に思えた。

この本はアメリカの西海岸に住む日本人起業家が書いたもので、当時はまだ日本に「情報起業」という言葉が浸透していなかった。

男はこの本を読んで衝撃を覚え、情報起業にチャレンジしてみたいと思った。

しかし、どうやって見込み顧客を集めれば良いのか?
どのような情報を販売すれば良いのか?

全くやり方がわからなかった。

ITエンジニアとして一度会社に就職し、プログラミングをしてお金を頂くことはできるようになったけれど、情報をお金に変える方法が全くわからなかった。。

男は孤独だった。

情報起業してみたいという気持ちを打ち明けられる仲間もいなかったし、具体的な方法を教えてくれるメンターもいなかった。

ネット上で成功者風にふるまっている人たちも、自作自演的な人もいれば本当に儲かっていそうな人もいたが、その証明として目の前に札束を並べた写真を掲載するようなやり方が横行しており、一般の感覚ではとてもできないような抵抗感ありありのものだった。

時は変わり2010年。

男はあることがきっかけでネット上に情報起業のメンターとなる人に出会う。

その人から、舞台裏も含めて全てのことを教わることができた。

男はこの時、全てを理解することができた。

情報起業はやたら怪しいというイメージがあったけれど、本質的に捉えれば、

「必要としている人に価値のある情報を提供することで、対価を得る」

という行為なので古くからある通信講座と同じようなものだ。

そう捉えることができると、みるみるうちに状況は変わっていった。

以前は情報がお金に変わる実感が沸かなかったのが、ある時を境にして、情報がお金に変わらないほうがおかしいと感じられるようになった。

この前後で男の中に起きたことは何だったのだろうか?

この前後で、男のスキル・経験には一切違いは無い。

脳の中で、

「情報をお金に変えることができる」

という書き換えを行うことができた、ただそれだけだ。

自分の中で情報をお金に変えることができるということが「常識」に変わっただけだ。

一度この状態になると、それ以降は細かいノウハウを教わらなくても、自分でできるようになっていった。

男は情報をお金に変える方法を理解できたおかげで、時間と場所の自由を手にすることができた。

金持ち父さんの定義でいうと、Sクワドラント(自営業)とBクワドラント(ビジネスオーナー)の中間地点ぐらいだろうか?

Iクワドラント(投資家)だけで生活をしているという人もいるけれど、男はやはりビジネスが大好きだ。

その理由は、世の中に直接的に貢献できているという実感が沸くからだ。

何より、情報起業は自分が持っている知識・経験を伝えるだけでお金になるので、あらゆるビジネスの中で最も時間と場所の自由を手に入れやすく、さらには社会貢献度も感じやすい。

そして男は現在、これまでの経験を生かし、情報起業についての個別コンサルティングも行っている。

今月のオンラインセミナーでは、男がこれまで情報起業についてアドバイスを行ってきた中で、多くの方が必ずといっていいほどつまづく問題とその回答を、1つずつ解説していくことにした。

自身の中で情報がお金に変わることが「当然」と腑に落ちることができれば、後は自然に稼げるようになっていく。

しかし多くの方が途中で挫折してしまうのは、それが腑に落ちていないからであり、その原因を取り除けるような答えを用意したいと思う。

「稼げない」常識から『稼げる」常識へ

男が現在、時間と場所の自由を手に入れることができているのは、紛れもなく『情報ビジネス』を行っているから。

男はもともとプログラミングをして生計を立てていたが、これはこれで、まずプログラミングをマスターしなければならないので、なかなか敷居が高い。

男はたまたま消去法ながらも社会人駆け出しの頃、IT企業に入ることになってしまったため、仕方がないのでプログラミングを覚えたという経緯があるけれど、IT企業に勤めていなかったらまず習得は難しかっただろうな、と思う。

そんな中、日本ではブロードバンド化が進み、スマホとSNSが普及して『日本総SNS時代』に突入したことにより、情報がお金になる時代になった。

男は2010年の後半から情報ビジネスをスタートし、もう9年目に入る。

でも、もともと2003年頃から、このビジネスの可能性は感じていた。

が、当時はやり方がまったくわからない。
当然ながら、結果は出なかった。

ところが、2010年に再スタートしてからは、自然と結果が出るようになった。

その理由は何だったのか?

それはやはり、自分の中で『情報がお金になる』という常識が芽生えたからだ。

重要なポイントとして、この前後で、男のスキル・経験は全く変わっていない。

変わったのは、自分の中で「情報がお金になる」という概念を常識にすることができたということ。

この経験を生かし、2012年から、情報ビジネスのやり方を教える活動もしてきたけれど、ノウハウ的なことよりもまずは自分自身の中の常識を変えること。

これができれば、自然と稼げるようになる。
まるで今までの自分が嘘のように。

今回のオンラインセミナーでは、情報がお金になることを常識化できるように、過去の自分が懐いていた疑問点、そして現在男が情報ビジネスのやり方を教えていて多くの方がつまづいてしまう疑問点、これらに1つ1つ回答を行い、あなたの中で「常識化」することを試みる。

現在情報ビジネスにチャレンジしている場合や、過去にチャレンジして挫折してしまったという場合、今回のセミナーを受講することで、今まで見えなかった光を見出すことができるだろう。

情報ビジネスで「ゾーン」に入る方法

「ゾーンに入る」という言葉がある。

ゾーンとは、スポーツ選手が、極度の集中状態にあり、他の思考や感情を忘れてしまうほど、競技に没頭している状態、とされている。

人気漫画「黒子のバスケ」でも「奇跡の世代」のメンバーのみがゾーンに入ることができるという設定がある。

男は中学・高校時代に6年間、正確には高校総体が終わる夏までの5年半、バレーボールに熱中していた。

一時期は本気で全日本選手入りを目指し、高校も進学校ではなくスポーツ強豪校に入ることを検討したほどだった。

しかし、どんなに身体能力を高めても、どんなに技術に習熟しても、身長178cmでは全国レベルには太刀打ちできないということを痛感。

中学時代から高校時代にかけてキャプテンを努め、高校時代は結局進学後に入り、顧問の先生がバレーボール未経験だったため、キャプテンをしながら監督も務めることに。

それだけ熱中していたものだから、絶好調の時にはやはり、「ゾーン」の感覚を体感することができた。

ジャンプもいつもより高く飛べるし、ボールは止まって見えるし、気迫でも負ける気はしなかった。

というか、試合になると毎回「ゾーン」に入れていたかもしれない。

高校2年の練習試合の時に、セッターのトスが右に流れたのをカバーしようとして、審判台に落下して右足を捻挫するまでは。。

あの怪我で、男の高校の夢は消え去った。

選手たちに激を飛ばすため、捻挫が完治する前に練習で無理をしてしまい、ついには腰も痛めてしまったのだ。。

結局は最後の大会を終えるまで、腰の痛みにより満足に飛ぶことができず、それ以降「ゾーン」に入ることもできなかった。

プレーでリードできていた時は選手たちもついて来てくれていたけれど、満足にプレーができなくなると口しか出せなくなる。自分のプレーで見本を示すことができないため、結果、選手たちへの影響力は弱まっていった。

チームメイトからの信頼が徐々に失われていく、ヒリヒリとした痛み。

あの時の経験は男の中でかなりトラウマになった。
その後成人した後も、時々あの時のことが夢に出てくる。

男の体験からもわかるとおり、つまり、スポーツにおける「ゾーン」状態は、日々厳しい練習に耐え抜き、自分の身体を極限にまで追い込み、
精神的にも強なってこそ発生するもので、厳しい練習をこなせなければ決して発生しないもの。

ところが、ビジネスにおいても「ゾーン」状態があることを男は知っており、何度か経験をしている。

一度目は、ショッピングカートのレンタルシステムを開発した時で、二度目は、@SOHOを開発した時。

どちらも「絶対にうまくいく」という根拠の無い自信があった。 

そして今でも続いている感覚。

それは、情報ビジネスにおける「ゾーン状態」だ。

これは、情報がお金になることが自分の中で「必然」となっている状態のことで、スポーツでの「ゾーン状態」とは感覚が少し違う。 

スポーツにおける「ゾーン状態」はもって数時間。
黒子のバスケでも、試合中フルで「ゾーン状態」を保つことは不可能とされている。

しかし、情報ビジネスにおける「ゾーン状態」は、一度その状態に切り替わると、二度ともとに戻ることはない。
平常時からずっと「ゾーン状態」にいるような感じだ。

しかも、「ゾーン状態」に入るための条件は、スポーツのように膨大な鍛錬を積む必要はなく、ある「きっかけ」によるものだった。

男にとっては、2010年後半のあの出来事。

この出来事について、今回のオンラインセミナーで語っている。

必要なのは根性ではなく勝算

人間は未知の領域に踏み込もうとすると、様々な不安を抱えるものである。

こと『情報起業』というテーマに関しても、独特の不安がつきまとう。

かつての男もそうだった。

ところが、これらの不安については、全て『答え』があった。。

これらの『答え』を1つずつ導き出すことができた時、「情報をお金に変える」ことが自分の中で至極当たり前のことになる。

水やお茶が最初にお店で売られ始めた時、世間の反応は、

「ええ、そんなのわざわざ買うの?お金が勿体無い。。」

というものだったが、今では当たり前のことになっている。

ネットショップが出てきた時も、

「インターネットでクレジットカードの情報を入力するなんて、そんな危険なことはできない!」

という人が多かったが、今では生活に欠かせないものとなった。

このような、従来のルールや価値観から新しいルールや価値観に変わることは『パラダイム・シフト』と呼ばれている。

個人が発信できる土壌が整ってきたことによって、「メディア」のパラダイム・シフトも行われている。

ネット上で個人が情報発信をして対価を得て、時間と場所の自由を手に入れることができるという常識とそうでない常識。 

あなたはどちらを手に入れたいだろうか?

今回のオンラインセミナーでは、男が過去にコンサルをしてきた方々から頂いた「不安や疑問」を全て洗い出して、さらにそして今回のセミナーに申し込んで頂いた方からの「不安や疑問」も新たに受付をして、ありとあらゆる「不安や疑問」の全てに答えを出すことによって、あなたにもパラダイム・シフトを行っていただくことを狙っている。

以下は、本日解説する「不安や疑問」の一部を抜粋したもの。

これらについて男のほうで1つ1つ回答をしていく形で進めていく。

本セミナーで解説する内容

スタートする前の不安や疑問

  • 文章を書くのが苦手です。どうしたら良いでしょうか?
  • 人前に出ることに気が引けます。
  • 『詐欺』と言われたり、クレームになったりしませんか?
  • 自分の情報がお金になるかどうかわかりません。
  • 何から始めれば良いかわかりません。
  • 結果が出るまでの道筋のイメージがわきません。
  • 「薄っぺらい」「自分を良く見せているだけ」と思われないでしょうか?
  • 自分がやっていることをクライアントも実践できるでしょうか?
  • 退路は断ったほうが良いのでしょうか?
  • どのようなサービスを提供したら良いかわかりません。
  • 何をどのような手順でやれば良いか、イメージがわきません。
  • どのぐらいで結果が出るでしょうか?
  • 自分と同じサービスを提供している人は沢山います。
  • 発信したいことがいろいろあるのですが、1つに絞ったほうが良いでしょうか?
  • 副業が会社にバレないか心配です。
  • 顔出しはしたほうが良いのでしょうか?
  • 本名とビジネスネーム、どちらを使えば良いでしょうか?
  • その分野で権威性のある資格を取ってからスタートしたほうが良いでしょうか?
  • 「特定商取引法に基づく表記」で、住所が開示できない場合はどうしたら良いでしょうか?

スタート後に遭遇する不安や疑問

  • 本格的に情報発信をスタートしたら、既存の友人や親族から否定的な意見をもらいました。
  • Facebookで質問が来たのですが、丁寧に回答したけれど相手から音沙汰が無く、「そんなもんなんだ」と意気消沈してしまいました。。
  • 日々の投稿が「売り込み」になっていないか心配です。。
  • 既存の顧客が自分のサービスに満足してくれているかどうか、心配です。
  • 発信するネタが無くならないか、心配です。
  • しばらくやってみましたが稼げませんでした。一度また雇われの身に戻ったほうが良いでしょうか?
  • とにかく、「難しい」と感じてしまいます。。
  • イベントの案内をしたら、参加がゼロ人でした・・・!この後どうすれば良いですか?
  • サービスについての返金を求められたらどうすれば良いでしょうか?
  • 結果を出すためにはどのぐらい頑張る必要がありますか?
  • Facebookで反応やお友達が増えてきたのですが、顧客になりそうもない人も沢山含まれています。。どうしたら良いでしょうか?
  • Facebookの反応が下がってきました。どうしたら良いでしょうか?
  • 自分のサービスに興味を持ってもらえるところまではいくのですが、値段が合わない方が多いです。
  • 無料なら相談が来るのに、有料だと相談が来ません。
  • 全く集客ができません。どうしたら良いのでしょうか?
  • 以前はうまくいっていたのですが、反応が鈍ってきた気がします。どうすれば良いでしょうか?
  • 見込み顧客の方がどんなことに興味を持っているのかがわかりません。
  • セミナーの進め方がわかりません。
  • セミナーの告知はどのくらい前からするのがちょうど良いでしょうか?
  • 教えている顧客がなかなか結果が出せません。果たして自分の教え方が合っているのかどうか心配になってしまいます。

平城寿(Hirajo, Hisashi)

1976年宮崎県生まれ/@SOHO創業者
『ITエンジニアのための「人生戦略の」教科書』(マイナビ出版)著者

日本最大級(会員約28万人)のビジネスマッチングサイト『@SOHO』の開発者であり創業者。

九州大学卒業後、内定をすべて辞退し半年間起業の道を模索するも断念。消去法で福岡のIT企業に就職し在職中にショッピングカートのレンタルシステムをヒットさせ1年半後に24歳で1度目の独立を果たす。

フリーランスのITエンジニアとして活動しつつベンチャー企業のCTOを兼任。 大規模システムの経験を積むため26歳で アクセンチュアに就職し 3年間トップ5%の評価を維持する。

在職中に『@SOHO』を立ち上げ、軌道に乗せて29歳で2度目の独立を果たす。ITエンジニアの独立起業をサポートする 『スーパーエンジニア養成講座』を開講。2万人のメールマガジン読者にアドバイスを行う。これが出版関係者の目に留まり、出版に至る。

その後活動の場を海外に広げ、海外でのノマドスタイルを確立し2011年により 『海外ノマド』という言葉を自ら定義し啓蒙活動を行う。今では当たり前となった海外ノマドというライフスタイルの立役者となる。

5年かけて自分のビジネスを完全オンライン化し、世界中のどこにいても生活できるような状況を実現。

2018年よりオーストラリアのメルボルンに拠点を移し、引き続き個人が活躍できる環境づくりやサポートに注力している。

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