今、水面下でどのようなことが起きているのか?

オーストラリアに来て驚いたこと。
それは、小学校の中学年以降からタブレットもしくはPCを持たされ、授業でどんどん使っているということ。

週に1度コンピュータの授業があるというレベルではなく、他の科目の授業でも、ネットを使って調べものをしたり、プレゼン資料を作ったりという形でどんどん活用している。

 

子どもたちのことなので、もちろんゲームにも熱心だ。

PCには勝手にゲームをインストールできないようになっていても、

いつの間にか大人達が知らない「ブラウザゲーム」をインストールし、遊んでいる。

コンピュータはこれからますます重要になってくるので、今のうちから子どもたちが使いこなせるようになっていくのは嬉しく思う反面、驚異に思ってしまう側面もある。

これは男も含め、40代以降の大人達は全員に関係することで、覚悟をしておく必要がある。

その理由とは・・・

ある少年との出会い

2012年、男がFacebook上で海外ノマドというライフスタイルを提唱していた時。

ある青年S君からお友達申請があり、やりとりが始まった。
男がFacebook上で主催していた海外ノマド倶楽部にも入ってくれて、頻繁にコメントをしてくれていた。

そしてある時、彼から「会って欲しい」というメッセージをもらった。

Facebookの写真が学生服だったので、てっきり大学生が高校時代の写真を使っているのかな、と思っていた。
名古屋駅にあるJRセントラルタワーズ内のカフェで対面するとかなり驚いてしまった。。

なんと彼は、まだ中学2年生だったのだ。
彼は高校の進路をもう決めており、進学校を受験するのではなく、5年制の高専の海洋学科に進む、ということだった。

理由は、船が好きだからだという。

彼は親から購入してもらったノートPCを持ち、既にブログも書いていた。
高専を卒業したら数年船乗りをして、世界中を回った後、男のようにノマドライフを実現したい。
そのために今ブログを書いて、収入源を作ろうとしていた。

考え方も言葉遣いも大人びており、驚かされてしまった。。

しかもなんと、彼はFacebook経由で既に男以外に100人以上の社会人達と、「面会」していたのだった。。

男が中学生の頃は、大人達と何を話せば良いかわからなかったし、ネットも無く、家と学校を往復していただけだったので社会のことも何もわからなかった。

大学に入り、アルバイトを通してようやく「社会」との接点ができ、少しずつ「社会人」というものを学んでいった。

それでも、今のようなインターンシップ制度もまだまだ浸透していなかったので、オフィスワークを経験することはできず、本当の社会人生活というものは、実際に会社に入ってみないと知ることができなかった。

ところがこの彼は、まだ弱冠14歳であるにも関わらず、既に大学生と見間違えるような精神年齢とコミュニケーション能力を持っていたのだ。

彼が特別優秀だったのか?

確かに、普通の子とは違うかもしれない。

が、やはり環境面が後押ししている部分が大きいのではないだろうか?

ネット上で情報は何でも手に入る時代

男がまだ駆け出しの社会人だった2000年〜2003年ぐらいの頃、まだまだネット上での情報量は少なく、検索エンジンの精度もそこまで高くなかったので、情報を入手するのに苦労していた。

ネット上で全て解決するとはいえず、書店に行って専門書を買う必要があったり、ネット上にも書籍にも情報が無く、経験者の「頭の中」にしか無い情報もあった。

ところが、今はどうだろうか?

Googleという検索エンジンの継続的な進化、SNSやWordPressといった情報発信ツールの浸透により、誰もが気軽に「頭の中」にある知識や経験を共有できるようになった。

ネット上でたいていのことは調べがつき、殆どのことはネット上で解決できるようになった。

また、FacebookやLinkedInのおかげで会ってみたい人にアプローチしやすくなり、=S君のようにガンガン社会人に会うことも十分可能な状況となっている。

次に、恐ろしいことをお伝えしなければならない・・・

大人達が圧倒的に不利な理由

彼らを子供と思って甘く見ていてはいけない。既に彼らは、社会人達と「同じ土俵」に上がっており、ライバルとして見なければいけないからだ。

先程も書いたように、ネット上でありとあらゆることに調べがつくようになり、例えば、

  • WordPressの使い方
  • アフィリエイトのやり方

といったことは無料で手に入る情報で十分に結果を出すことが可能だ。

もしアフィリエイトで勝負をしようとした場合、大人達は圧倒的に不利だ。

その理由は、彼らと大人たちの「可処分時間」の絶対的な差にある。

(「可処分時間」とは「自分の判断で自由に使うことのできる時間」のこと)

彼らは学校に通うという義務はあるものの、親さえ許してくれれば、それ以外の時間を自由に使うことができる。

基本、親が扶養してくれているので、「労働」をしなくて良い。

アフィリエイトをスタートするのに元手となる資金はゼロ円。

つまりPCとネット接続環境さえあれば、スタートラインに立つことができる。

さらに、Googleで

  • 「WordPress インストール方法」
  • 「アフィリエイト やり方」

といったキーワードで検索すれば、最適解がわかりやすく解説されている。

WordPressを使うためにレンタルサーバを借りるとしても、500円未満で借りられるので、お小遣いで十分支払える範囲だし、アメブロやnoteを使えば無料でもできる。

一方、社会人(サラリーマン)の場合。

会社でクタクタになって帰ってきて、集中力が出しづらい中で取り組まなければならない。

結婚して子供がいれば、週末は子供の遊び相手や習い事や学校のイベントがあったりと、なかなか時間が取れない。

その結果、生活のために働かなくて良い学生と比べ、副業に費やすことができる「可処分時間」が圧倒的に少なくなってしまう。

それでも、今まではまだ良かった。

「社会」という、大人たちだけのある意味「閉鎖空間」があったから、どんなに優秀な学生がいたとしても、社会人デビューするまではその能力を発揮できなかったからだ。

インターネット黎明期に、

  • ホリエモン
  • サイバーエージェントの藤田さん
  • Mixiの笠原さん
  • GREEの田中さん
  • はてなの近藤さん

といった起業家たちが頭角を表しだしたのも、大学に入り企業内でアルバイトを経験した結果、それがそのまま仕事になった、というケースが殆ど。

ところが今の時代は、社会に出なくてもできるビジネスが山程ある。

  • アフィリエイト
  • 転売
  • データ入力
  • ホームページ制作
  • ブログ構築
  • ブログ記事作成
  • 翻訳

といったものは、ネット上でやり方を調べられるし、仕事を得られるプラットフォームも沢山あるので、子供でもそれなりに精神年齢が発達していれば、十分に対応可能だ。

また彼らは物心ついた時からデジタル機器があふれる環境で育っているので、彼らの辞書に「ITが苦手」などという言葉は存在しない。

全員、ITスキルは標準装備なのだ。

ネオ・デジタルネイティブ世代の台頭

このことについて調べていく中で、Wikipediaでこういった言葉を発見した。

情報社会心理学を専門とする橋元良明らは、日本におけるデジタルネイティブを、

1976年前後生まれのIT起業家たちの世代(76世代)、
1986年前後生まれの世代(86世代)、
1996年前後生まれの世代(96世代)に区分し、
各世代は大きく異なる特徴を持っていると主張する。

76世代はパソコンによるインターネット利用が中心で、携帯電話を補完的に利用している世代であり、インターネット黎明期に積極的に関わった。

86世代は携帯電話によるインターネット利用が中心の世代である。

96世代は、日本の先進的なモバイルブロードバンド環境を背景に、様々な携帯通信機器を利用して動画コンテンツを視聴するとともに、クラウド環境での集合知(衆合知)を活用する世代であり、「ネオ・デジタルネイティブ」とも呼ばれる。

男は1976年生まれのナナロク世代なので、「ギリ」デジタルネイティブ世代と言うことができる。
実際、23歳でショッピングカートを開発したり、26歳で@SOHOを立ち上げたりなどと、それなりにネット業界に足跡を残すことができた。

が、最近の86世代以降の若い人達の動きを見ていると、かなり危機感を感じてしまっている。
これを冷静に自己分析すると、人間としての根本的なスペックが劣るというより、やはり環境面による影響が大きいのだが、それでも結果的には、

76世代(今のアラフォー)=初代ガンダム

86世代(今のアラサー)=Zガンダム

96世代(今の大学生たち)=ZZガンダム

ぐらいの進化を感じてしまっている。

大人たちが副業のアフィリエイトで月3万稼ぐのにヒーヒー言っている中で、月10万以上稼ぐ学生たちがゴロゴロいるのだ。

中学生で月収6桁(数十万)という子もいる。。
(親より稼いでいるんじゃ?)

日本国家として見ればこれは喜ばしいことだが、大人達、特にアラフォー以上の人達からしてみれば、彼らがビジネス上のライバルになってしまったということだ。

しかも、彼らはITに対して全く抵抗感が無いし、
(キャプテン翼の「ボールは友達!」状態)

可処分時間は無限と言ってもいいほど豊富で、徹夜でも凌げる体力も持ち合わせている。

全く意味を成さなくなってしまった「社会経験」

既に年功序列という言葉を聞かなくなって久しいが、かつてはこの年功序列というシステムは日本を支える大きな原動力となった。
企業に長く勤めれば長く勤めるほど評価が上がっていくため、人材が定着しやすく、「今年よりは来年」と右肩上がりで成長してきた時代には、最適な仕組みだった。

が、一度国が成長しきってしまい、変化が求められる時代においては、このシステムが逆に足かせとなり、企業の成長を妨げることとなった。
そうして欧米からの成果主義の流れを受け、日本もそのように変わってきているのだが・・・。

アフィリエイトのようなネットで完結するようなビジネスが生まれてしまった結果、「社会経験」というものすら、必要ではなくなってしまったのだ。。

男は大学生を経験し、その後社会に出てサラリーマンも経験しているので、

学生時代の経験と、社会人としての経験の「重み」には、天と地ほどの差を感じていた。

社会人としての1年の差は、大学の4年以上に匹敵するように感じていた。
それはやはり、任される「責任」が違うからであり、社会という精神的・肉体的にタフな環境で鍛え上げられるからだ。

社会というシステムはとても複雑で、政治・経済・産業それぞれについて知らなければいけないことも多い。

ところが、アフィリエイトであれば、

  • WordPressの使い方
  • アフィリエイトのやり方

さえ学べば、後は地道に実践するだけで1ヶ月以内にはファーストキャッシュが得られ、1年でも真剣にやれば大学新卒の初任給ぐらい稼ぐことはそう難しくない。

友達との遊びを我慢して、受験勉強と同じような感覚で打ち込めば、お金が得られるようになったのだ!

さらにはゲームが社会に浸透していった結果、「ゲームをして生計を立てる」ということも十分可能になってきた。

現在の日本の法律ではゲーム大会の賞金額を高額に設定しづらいため、eスポーツ市場の発展を遅らせる原因となっているが、最近eスポーツの専門学校もどんどん登場しており、本格的な動きになりつつある。

大会での賞金稼ぎができなくても、YouTubeでのお「ゲーム実況」という形で、広告収入を稼ぐ方法もあるし、ゲームの攻略法のWebサイトを運営して広告収入を稼ぐ方法もあるし、ゲーム内のキャラやアイテムを売買して稼ぐ方法もある。

ネット上だけで完結してお金を稼ぐ手段は増える一方なので、

「そもそも社会に出る必要が無い」

というふうになってきているのだ。

大人達も、ヒーヒー言いながらつらい思いをして「サラリーマン」を経験し、なんとかそこから抜け出して自由を手にしようとしている。

学生達からしてみれば、ストレスフルな社会人にならなくてもお金が稼げる方法があるのなら、そっちのほうが良いに決まっている。

彼らから見たら「社畜」と呼ばれているサラリーマン達は、奴隷のように感じるのではないだろうか?

さらに大学を卒業して一度社会人になってしまえば、大人達が偉そうな顔をして指示出しをしてくる。
そんなの苦痛以外の何者でもない。

男もそれが嫌で、サラリーマンを通算4年半しか経験していないのだから。

あと数年もすれば、優秀な学生は基本起業を狙い、起業できなかった学生が消去法的に企業に就職して次のチャンスを待つのが主流になっていくだろう。

これが現実だ。

男が危惧しているのは、「ITが苦手」と言ってITスキルを身につけることに言い訳をしている、アラフォー世代以上の大人達だ。

男は「ギリ」デジタルネイティブ世代だしたまたまIT業界に入ったのでITのことが理解できているので、ネオ・デジタルネイティブ世代の若者たちと渡り合っていくことも可能かと思うけれど、それでも危機感を感じているということは、かなり深刻。

そこで今回、アラフォー世代以上の方々のために、来年からいよいよ到来する5G(第5世代移動通信)時代に向け、個人としてどのようなメディア戦略を取っていけば良いかについて、解説を行った。

セミナーは既に完了しており、この情報を入手する方法はコンテンツを購入頂くのみとなっている。

コンテンツは12月15日(日)までは3,000円とおり、12月16日(月)からは9,800円に変更となる予定だ。

<セミナー目次>

  1. 水面下でどのようなことが起きているのか?
  2. ソーシャルメディアによるソーシャルパワーがお金になる時代
  3. これからソーシャルメディア全盛時代が来る理由は?
  4. 「デジタルネイティブ」世代と「ネオ・デジタルネイティブ世代」詳細解説
  5. これからの世の中における「資産」とは?
  6. これからの時代を豊かに自由に生きていくには「情報資産」が必要不可欠な理由
  7. 平城の情報資産ポートフォリオ解説
  8. ネオ・デジタルネイティブ世代の成功事例
  9. ネオ・デジタルネイティブ世代から学ぶ今後のWEB上での戦い方
  10. 今からなら十分できる!自分年金の作り方

平城寿(Hirajo, Hisashi)

1976年宮崎県生まれ/@SOHO創業者
『ITエンジニアのための「人生戦略の」教科書』(マイナビ出版)著者

日本最大級(会員約28万人)のビジネスマッチングサイト『@SOHO』の開発者であり創業者。

九州大学卒業後、内定をすべて辞退し半年間起業の道を模索するも断念。消去法で福岡のIT企業に就職し在職中にショッピングカートのレンタルシステムをヒットさせ1年半後に24歳で1度目の独立を果たす。

フリーランスのITエンジニアとして活動しつつベンチャー企業のCTOを兼任。 大規模システムの経験を積むため26歳で アクセンチュアに就職し 3年間トップ5%の評価を維持する。

在職中に『@SOHO』を立ち上げ、軌道に乗せて29歳で2度目の独立を果たす。ITエンジニアの独立起業をサポートする 『スーパーエンジニア養成講座』を開講。2万人のメールマガジン読者にアドバイスを行う。これが出版関係者の目に留まり、出版に至る。

その後活動の場を海外に広げ、海外でのノマドスタイルを確立し2011年により 『海外ノマド』という言葉を自ら定義し啓蒙活動を行う。今では当たり前となった海外ノマドというライフスタイルの立役者となる。

5年かけて自分のビジネスを完全オンライン化し、世界中のどこにいても生活できるような状況を実現。

2018年よりオーストラリアのメルボルンに拠点を移し、引き続き個人が活躍できる環境づくりやサポートに注力している。

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