サラリーマンを辞める恐怖を克服する方法

9月 6, 2010

上位カテゴリ:独立起業論

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あなたが会社を辞める時、次のような不安があるのではないだろうか。

もし独立してうまくいかなかったら、
もう復職は難しいのではないだろうか?
安定的に仕事を確保することができるだろうか?

こういった不安や恐怖を感じるのは当然のことだ。

私たちは、小学校から大学まで、

「何かの組織に所属していないといけない」

という感覚を植え込まれてきた。

高校や大学を中途退学すると、
世間からは「堕落者」のように扱われる。

会社も、終身雇用は崩壊したと
言われているものの、
未だに「1年勤続」と「3年勤続」
では後者の方が信頼されやすい。

そんな環境なのだから、
不安や恐怖を感じるのは当然のこと。

平凡な家庭に生まれ、
平均的な生活をしてきた人間なら、
皆このような感覚を持っているだろう。

かつての男もそうだった。

では、その不安や恐怖を克服できれば
どんなに楽になるだろうか。

男はあるとき、そのことに気がついた。

男が独立起業する恐怖を乗り越えることができた理由とは?

男は実は今までに2度、独立している。

1度目は、会社勤めをして1年半経ったとき。

実家の宮崎から九州大学に進学するも、
就職活動を完全にサボっており、
就職活動に失敗していた男は、
そのまま地元の中流のIT企業に就職し、
馬車馬のように働く日々。

技術力にある程度の自信をつけた男は、
あるきっかけで会社を辞め、上京することへ。

東京では、技術力さえあれば
いくらでも仕事がある風潮だったので、
そのまま「個人事業主」として活動していた。

ところが、自分で営業活動もし、
仕事もこなし、というサイクルに疲れた。

また、

最終的には自分の会社を持ちたい

という気持ちと、

まだ社会経験が足りないのでは?

という気持ちが交錯して、
中途半端な状態だった。

わずか会社員経験1年半で、
ビジネスもろくに知らない若造が、
社会でのし上がっていくためには、
かなり泥臭いことをやっていかないと
いけないというイメージがあった。

また、大学まではそこそこ一流の道を進んできたので、
一流の企業というものを体験してみたかったし、

そこで実績を積んだ後に独立したほうが
何かと得をなのではないか?

という迷いがあった。

そこで、リクナビ等の転職サイトで
就職動を行い、ITコンサルの会社を受けまくった。

たまたま、「アクセンチュア」という会社が、
私を受け入れてくれた。

外資系で給与も高め、
また「コンサルタント」という響きに
非常に憧れを持っていた。

周囲も慶応、早稲田、東大、京大など、
そうそうたる学歴の持ち主ばかりだった。

当時26歳だった男は、

30歳までに再び独立する

と決め、会社に入った。

そこでも馬車馬のように働き、
今度は顧客交渉等の
ビジネススキルを磨いていった。

おかげで会社からの評価は
常に上位5%の「A+」を獲得することができ、
毎年のように昇進することができた。

3年目に入った時、その会社での自分の将来について
シミュレーションしてみた。

会社での自分の将来の給料を計算してみた

この会社はキャリアプランが
しっかり組まれており、
35〜40歳前後のマネージャクラスの人間で
年収1500万程度、
それより昇進して役員クラスになると
報酬は億を超えると言われていた。

そこで私は考えた。

このまま頑張れば、昇進し続けられるかもしれない。
でも、時間がかかりすぎる。

さすがに、独立して億単位で稼ぐイメージは
沸かなかったが、1500万ぐらいならいける気がした。

そしてその額を稼げるようになるために
この会社であと5年以上もかかるのは我慢ができなかった。

そして、男は腹を決めることができた。

1度目の独立の時には、全てが中途半端な状態。
2度目の独立の時には、

自分の学歴で就職可能な会社のほぼ上位クラスの会社で
精一杯やり、評価してもらうこともできた

という達成感があり、サラリーマンと決別することができた。

当時は独立後の具体的なビジネスプランが
あったわけではないけれど、
その時は

 

サラリーマンで一生を終える方が損。
どれだけ頑張っても、見返りは知れている

ということが「体感できた」おかげで、
独立以外の何ものも視野に入らなくなっていた。

そして今に至る。

結果としては、独立後1年目から年収は1,500万円を超え、
2年目にはその倍の3,000万円以上になった。

2年目までは

運が良かったのかな?

 

 

と自分の結果に半信半疑だったが、
3年目も3,000万円以上を維持できたことで、

(ああ、これが自分の実力なんだ)

と思うことができた。

そして独立起業して5年ぐらい経過すると、

これから一生、人様の会社にお世話になることはないな。

と思えるようになった。

これはつまり、

「人に雇われて収入を得るよりも上手に稼げる方法を体得することができた」

ということだ。

1度目の独立と、2度目の独立の違いは何だったのか?

もちろん、年を経ることによる
スキルや経験が違うのは当然だが、
1番大きいのは「迷いがないこと」だと思う。

最後に勤めたアクセンチュアが、
社員のキャリアモデルをしっかりと
持っていたので、

「この会社にいたら何歳にはこうなって〜」

という道をはっきりと
シミュレーションすることができたのだ。

人が迷うということは、
複数の選択肢を抱えている状態であるということ。

ならば、その選択肢を1つづ潰していけばいい。

サラリーマンとしての生涯収入を計算してみる

貴方が独立に踏み切れずに迷っているのであれば、
1度サラリーマン人生の最後までを
シミュレーションしてみては如何だろうか。

あなたが今の会社に居続けて、
将来稼ぐことができる金額を計算して欲しい。

会社の上層部の給与は公開されていない
かもしれないが、人脈を駆使して調べてみて欲しい。

あなたが転職をお考えの場合、
ご自身の業界の平均収入であれば
書店でも調べることができるので、
調べてみて欲しい。

そして、その金額がわかったら、
人生であなたが手にする生涯収入を計算し、
それで満足できるかどうか、検討して欲しい。

そうすれば、「雇われ人」の限界というか、上限がわかる。

その上限で満足というのであれば会社に残ればいいし、
満足できないという気持ちがあれば、
独立を具体的に検討してみては如何だろうか?

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