twitterが日本にサービスインしたのは2008年(誕生したのは2006年)で、あなたも名前は知っていることだろう。もっと古くから存在していたような気もするので、意外に新しかったな〜というのが男の感想だ。
140文字までしか投稿できないという新しい概念に、人々はこれをどう使っていいかわからなかった。アメリカでは「I’m home now」のように、「自分が今何をしているのか?」という状況を伝えることが多かったため、それをそのまま日本語に訳して「●●なう」と発信する表現が浸透していった。
ホリエモンが「●●なう」を多様していたのは記憶に新しい。(今となっては死語)
それから10年以上が経過し、このtwitterは様々な用途で活用されるようになった。例えば災害時の安否確認やニュース速報のチェックなど。
2011年の東日本大震災の時にも電話回線が混雑する中で、twitterは大いに有効活用されたようだ。
また、「twitterといえば炎上」というイメージがあり、 炎上が怖くてツィートしづらいという人も少なくないのではないだろうか?
ところが男が今現在、情報発信のツールとしてあらためてtwitterを見直し、強化しようとしている理由を解説していく。
「なぜ今twitterなのか?」の6つの理由
①圧倒的な利用者数
2019年現在、twitterの利用者数は4,500万人を超えてきており(Gaiax調べ)、日本の総人口の3分の1以上が活用しているということになる。
LINE(8,000万人)ほどの普及率ではないものの、Facebookの2,800万人と比べると約1.6倍の規模となっている。
②匿名文化による発信の気軽さ
ネットはもともと匿名文化が主流だったが、Facebookの登場により実名文化が浸透していき、「実名じゃないと発信できないのか?」という疑問を持つ人も増えてきた。しかし、実名での発信はやはり批判や誹謗中傷の的になりやすく、本来は本音をさらけだすことで有益なコミュニケーションができるネットの特性をフル活用しづらい面もあった。
twitterは発信者名を自由に決めることができ、顔出ししなくても全然OKなので気軽に発信することができるし、自分が共感する人のツィートに気軽に「いいね」を押したり「リツィート」をすることもできる。
③1日に何度発信しても良いという風土
他のSNS(Facebook、Instagram、LINE@、メルマガ)では1日に何回も投稿するとフォロワーに敬遠されてしまい、フォローを解除されてしまう傾向があるが、twitterの場合、なぜか1日何回も発信してもフォローに敬遠されないようなつくりになっている。
なぜ敬遠されないのか言語化するのが難しいのだが、実際に使ってみると、自分がフォローしている人のツィートを追いかける楽しさが湧いてくるのがわかるだろう。
このことが意味するのは何か?
それは、「濃いファン」を作るのに向いている、ということなのだ。
④本音が言いやすい
②や③と関連して、自分の本音が言いやすい風土もある。男はもともと実名で発信しているので②はあまり関係ないけれど、それでもFacebookよりも気軽に発信しやすい雰囲気がある。
人の本音というものは、深ければ深い部分を打ち明ければ共感度は深まるけれど、公的な場ではその共感を示しづらいものだ。
例えば、Facebookでの「おはようございます」という投稿には気軽にいいねを押しやすいけれど、「副業のノウハウ」といったようなトピックスであれば、現役のサラリーマンの人はいいねを押しづらいのではないだろうか?
それは、Facebookでは常に「リアルな知り合いに見られている」という感覚があるからだ。
また、Facebookでは1日に何回も投稿するといいね数は下がってしまう。これはFacebookのアルゴリズムが影響しているのだと予測しているのだが、どのようなSNSにしても、ある人の投稿を別の人に通知する場合、裏側では1回あたりのシステムのコストがかかっている。例えば1人の人の投稿を5,000人のフォロワーに通知しようとすると、システム的には5,000人に信号を送る必要がある。だから、毎回の通知を全員に送っていると、サーバやネットワークの膨大なリソースを消費することになる。
なのでFacebookは投稿頻度が多くなれば多くなるほど、お友達やフォロワーへの通知を意図的に減らしている、と考えることができる。
(ちなみにFacebookの運営は90%以上が広告収入で成り立っているため、広告費用を払えば100%フォロワーに通知することは可能だ。)
一方、twitterは1日に何回投稿しても反応が落ちないような環境が出来上がっている。これがtwitterの凄いところだ。
⑤検索エンジンとの親和性
twitterを再開してみて気づいたこととして、しばらくすると自分の名前で検索すると検索結果に以下のような表示がされるようになった。
ということで、果たしてGoogleが何分で検索結果に表示しているのか検証してみたところ・・・
なんと、投稿後2分以内に表示されることが判明!
タイミングが良ければ、1分で表示されているかもしれない。
通常、Googleとtwitterは別会社でありライバル関係でもあるので、早くキャッシュさせればさせるほど、twitterの利便性が高まるということになる。
つまり、「敵に塩を送る」ということになる。ところが、そうしてまでもいち早く検索結果に表示させたほうがGoogleにとってもメリットがあるということだ。これはGoogleがそれほどまでにtwitterという媒体を重要視しているからだ、と考えることができる。
⑥フォロワーが少なくてもバズる(拡散する)可能性がある
FacebookにしてもInstagramにしても一般的にフォロワーが多ければ多いほど拡散力が高まり、逆にフォロワー数が少なければほぼ拡散することはない。つまり、「強者はどんどん強者になり、弱者はなかなか這い上がれない」世界でもある。
一方、twitterの場合、フォロワーが少なくても、ある日突然、自分の投稿が拡散される可能性を秘めている。それがtwitterの面白いところだ。
例えば男のタイムラインに流れてきた以下のツィート。
【飼い主を探しています】
11/6の午前9時半頃、荻窪・上荻2丁目の善福寺川沿いの歩道で、弱ったアルビノ文鳥を発見し、自宅で保護しています。
荻窪近辺にお住まいで心当たりのある方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。#文鳥 #迷子 #ペット #杉並区 #荻窪 #上荻 #西荻 #善福寺川 pic.twitter.com/tAAd8C8i53
— rikuro nakazawa (@rikurooo) November 6, 2019
ツィートしたご本人のフォロワー数は100人以下であるのに対し、500件以上のリツィートと200件以上のいいねがついている。
これは「困っている人を助けたい」という人々の気持ちから来ているのだが、他にも「面白い投稿」や「おめでたい投稿」も拡散している傾向があり、どちらかといえば「炎上」という負のイメージだったtwitterの捉え方が変わった。
もちろん、「政府への批判」のような大衆の意見を代弁するようなツィートも拡散しやすい傾向があるようだ。
以上、あらためてtwitterを再開してみて感じた、twitterのメリットをまとめてみた。
デメリットはというと・・・今のところ「140文字ルール」があるために、常に文字数を気にしないといけない点だろうか?
それも慣れてきているし、炎上も自分がよっぽど有名にならないと心配する必要は無さそうだ。
というわけで、あなたもぜひ、今日からtwitterを使ってみて欲しい。
これからの「SNS社会」で生き残っていくには絶対に必要なツールだと思う。