NさんはWEB制作の業務経験を持ちながら、現在はIT企業の事務職に就いている。
ご主人が急遽、香港への転勤が決まり、約半年後には2歳と8歳になる娘さんと香港に移住をしなければならなくなった。
当然、今の仕事も辞めなければならない。
「駐在員」というと、会社が移住のサポートや住む場所、子供の学校など何でもサポートしてくれるという印象があるけれど、Nさんのご主人の会社自体が駐在に慣れておらず、ご自身でいろいろと調べなければならない、という状況のようだった。
Nさんからの質問
「アフェリエイトを始めようと、テンプレート購入、サーバ契約したものの、方向性が定まらずそのままほったらかしになっています。
どんなサイトにしていけば良いのか指南していただけますでしょうか。
毎日ひと記事書いていけば収入につながるのではと、子育て共働き世代に向けて情報を発信するアフェリエイトブログを始めようとするも、うまく練れず挫折しています。
平城さんのメルマガで、毎日記事をアップするアフェリエイトの手法では稼げないと知り愕然としました。
9月から夫の香港赴任のため、娘二人を連れ帯同します。大手企業の様な赴任手当などは期待できないなか、私は仕事を辞めて行くため、世代収入が減り不安があります。自分の城を構築して、なんとかそれで稼ぎたいと考えています。
すぐにそこから収入が得られる気がせず、アルバイトなどした方が良いのかとも思っています。
これから徐々に子供たちの小学校、幼稚園の情報、マイホームを賃貸に出すまでのステップなど、そのほか香港へ旅立つための準備をしていきます。
下調べしたその情報をサイトに掲載し、発信していこうと思っているのですが、ブランディングがきちんとできておらず宙ぶらりんです。
果たして私は香港移住までの道のりの備忘録、移住後の生活についての記録などをサイトに掲載していくだけで、稼がる様になるのでしょうか。
何を目指して、誰に向かって書いていけば稼げるようになりますか。
アフェリエイトはやはり難しいでしょうか。。」
Nさんの場合、海外に移住しなければならなくなったことで、日本語圏でない現地での就職へのハードルが上がり、そのためネットでのビジネスの可能性を模索されているということだった。
そこでNさんが検討されていたのが「アフィリエイト」。
アフィリエイトは副業の代表的な手段として人気を集めているが、実践する前に認識しておくべきことがある。
それは、アフィリエイトもれっきとした「職業」の1つだということだ。
この分野で結果を出し続けるには、検索エンジンからアクセスを集めるノウハウであったり、広告を使って人を集め、そこから収益に結びつけるノウハウが必要になる。
仮に社会人として10年、20年という経験を積み上げていたとしても、アフィリエイトが未経験であれば、「アフィエイト1年生」からスタートということになる。
仮に、大学1年生からアフィリエイトをスタートした3年生がいたとすると、その学生さんのほうが遥か先に行っているということになるのだ。
なので、ネットでの副業を選択する際には、安易にアフィリエイトや物販といった流行りのものに手を出すのではなく、まずは自分自身がこれまでやってきたことの棚卸しを行い、その価値を算定したうえで、自身の知識・経験を最大限活かせるような形を見いだせるよう、男はアドバイスしている。
ただ、自分でビジネスを立ち上げた経験が浅いと、ビジネスアイディアがなかなか浮かばなかったりビジネスモデルを考えるところまで至らなかったりするため、男はその部分をコンサルティングするサービスを行っている。
当初、Nさんにもその棚卸しを行っていただこうと考えていたが、海外移住が絡んでいるため、通常よりイレギュラーな方向性となった。
海外在住者の強みとは?
日本は島国であり日本人は英語に弱く、外国へのコンプレックスや憧れを抱いているので、海外で生活をすることに特別な感情を持っている。
よっぽど日本好きな人でない限り、一度は海外生活をしてみたいと憧れるものだ。
日本在住者からしてみると現地の生の情報は入りにくいし、言葉の壁もある。
一方で、現地在住者の強みとしては、住んでいるので現地のことがよくわかるし、人脈もできるし、言葉の壁も徐々になくなっていく。
現地に精通することで、その地での活動を必要とする日本人向けのサポート業を行えるようになるのだ。
日本人が海外に行ってやることをリストアップしてみると、
といったものが挙げられる。
これらに関連するサポートサービスとして、
- 観光
→ツアーガイド、通訳
- 移住/留学
→住居探し、学校探し、病院探し、健康保険、日本での各種手続き
- 投資/現地法人設立
→現地銀行口座開設、金融商品や不動産の紹介、現地法人の設立代行・維持管理
といったものが挙げられる。
これらの需要と供給を「男のリサーチ法」を使って調べ、ビジネスモデルを組み立てていく。
今回のNさんのケースについて調べてみたところ、香港に移住したいという日本人のニーズが見えてきた。
香港は日本から最も近い先進国の1つであり、飛行機で片道4時間程度。
アジアの中でシンガポールに並ぶ金融立国であり、株式や不動産の売却による利益が非課税であったり、世界中の金融商品が購入できるといった投資環境の利点もある。
ジャッキー・チェンの映画の舞台を思わせる渾沌とした新旧文化が融合した独特の雰囲気に魅せられ、街のファンになってしまう人も少なくない。
気候は亜熱帯であるが沖縄ほどは熱く、1年を通して東京よりは温かい。(但し、湿気は常に高い。)
街中では英語と広東語が飛び交い、国際的な気分も十分に満喫することができる。
さらに、アジアを飛び交うLCCを有効活用すれば、週末にタイのプーケット、フィリピンのセブ、インドネシアのバリ、マレーシアのペナンといったリゾート地にも安い値段で気軽に行くことができる。
お隣のマカオに行けばカジノを中心とした巨大なアミューズメントを楽しむこともできる。
もちろん、日本に帰る必要が出てきた時にもLCCを使えば往復3万円台で帰ることもできる。(なんと東京と大阪の往復の新幹線代と同じだ。。)
男も過去に、毎月香港に通っていた時期もあり、通算50回ぐらいは香港に行っているので、その魅力はよくわかっている。
そんなことを考えながら、男がNさんに提案したビジネスモデルとは・・・。
夫の突然の香港駐在決定!妻が成すべきこと
今回、香港に移住したいという日本人の一定の需要があることが確認できたので、以下のテーマでの情報発信をオススメした。
こういったことについて、Nさんがこれから調べたことや体験していくことを詳しく書いていくだけで、非常に価値のあるコンテンツが出来上がる。
さらにはこれからのオススメはYouTubeでの投稿だ。
ブログなどで文字情報での情報発信をしている人は多いけれど、動画での情報発信をしている人はかなり少ない。
さらにYouTubeに投稿した動画は「資産」になる。
例えば、Googleで「香港国際空港 第二ターミナル 行き方」と検索すると、検索結果の中ほどに「動画」という項目が表れ、そこに男が2014年に投稿したYouTube動画が表示される。
なんとこの動画、自分では全く宣伝していないのに、以降の5年間で8千回も再生されているのだ。
<実際の動画>
しかも多くのYouTuberのように凝った編集は一切せず、アクションカメラで撮ったものをそのままアップしただけだ。
この動画は今でもコンスタントに再生回数を伸ばし続けてくれる。
その理由は、YouTubeはGoogle傘下のサービスであり、両者は強く連携しているからだ。
しかも、特にこのようになることを狙って投稿したわけではなく、当時香港で頻繁にイベントを開催していて、そのイベントに参加する初めて香港に来られる方々のために撮影してアップしただけの、予想外の副産物だったのだ。
ブログの記事を狙ったキーワードで上位に来させるのは至難の業だけれど、YouTube動画で1番になるのはそれほどハードルは高くない。
それは、「文字SEOよりも動画SEOのほうが遥かに簡単」ということに気がついていない人が多いからだ。
(そうは言っても、明日からユーチューバーになるなんて抵抗がある・・・。)
とあなたは思うかもしれない。
しかし、顔出しをする必要は無いし、声も「ボイスチェンジャー」的なアプリが沢山出ているので自分の声だとバレないので、副業禁止のサラリーマンの方でもやろうと思えばできる。
この他にも、男が何気なく投稿した動画で一切宣伝することなく再生回数を増やし続けている動画は幾つもある。
●再生回数7,500回超え!
2013年MacBookAir(13インチ)のブート(起動)の時間計測結果:結果は12秒!
●再生回数5,600回超え!
香港国際空港でのオクトパスカードの買い方
●再生回数3,600回超え!
香港国際空港に到着した後に利用できるラウンジの紹介
いずれも、凝った編集はせずテロップもつけていない。
何気に投稿した動画だけでこんなに再生回数を稼げるのだから、きちんと検索の需要予測をして動画をアップしていけば、もっともっと再生回数は稼げるだろう。
つまりYouTubeへの動画投稿は「情報資産」になるということだ。
Facebook、Instagram、twitterといったSNSに投稿しても閲覧されるのは投稿したその日が1番多く、1年以上経過すればまず見られることはない。
つまり、これらは「漕ぎ続けないといけない」媒体ということだ。
一方、YouTubeの場合はブログと同じように、良いコンテンツを投稿すればたとえ数年経過しようとも、継続的に視聴者を得ることができる。
この記事を書いていて、男自身、あらためてYouTubeを強化したほうが良いな〜とひしひしと感じた。
男がNさんに提案したキャッシュポイント
では、肝心のキャッシュポイントはどのようになるのか?
その答えは、こうだ。
Nさんが香港移住を進めていく中で、様々な業者のサービスを検討することになるだろう。
例えば不動産のエージェントや留学エージェント、銀行の口座開設サポート業者などだ。
こういった業者のサービスをNさんが利用したら、業者に紹介プログラムが無いかどうか必ず確認してみる。
もし紹介プログラムが提供されていたら、その時の様子をレビュー記事として書くことで、Nさんのブログ経由でお問い合わせが入り、成約する可能性は十分出てくる。
男が知っているだけでも、例えば香港での銀行口座開設のサポート料は3万円前後だし、香港法人の設立サポートは30万円ぐらいで提供されている。
銀行口座開設のサポートは銀行に一緒に行って窓口での応対のサポートをするだけなので、特に専門的な知識や資格が無くてもできるし、香港法人の設立サポートは、現地でやっている業者がいるので、その業者と交渉して紹介料の設定をしてもらえば良いだろう。
また、香港で人気の金融商品の紹介という手もある。これは紹介に応じて手数料がもらえる仕組みになっているが、日本居住者に紹介をすることは日本の金融の法律で禁止されているので注意が必要だ。
(香港や海外に住んでいる日本人への紹介なら日本法が適用されないので問題なし)
さらに、留学エージェントに関しても紹介の仕組みがあるかもしれないし、交渉してみる価値はある。
こういったことは「紹介業」なので実はアフィリエイトと本質的には同じなのだが、自身の実際の経験に基づいて発生するものなので、説得力があり何よりも無駄が無い。
男も、オーストラリアでの不動産の契約や子供の学校への入学申請、ビザの申請などエージェントの手を借りずに全て自分でやったので、商材を出せるぐらい詳しくなっていると思う。
(あ、あとオーストラリアの交通違反対策についても・・・。)
業者の紹介だけでなく、以下のように「自分の商材」を作ることもできる。
というような感じだ。
Nさんへのアドバイスまとめ
- 「夫の突然の香港駐在決定!妻が成すべきこと」というテーマで公式サイト(ブログ)を立ち上げ、Nさんが調べたことや経験したありとあらゆることを整理して発信する。
- 可能であればYouTube動画にもチャレンジする。
- そこで集まって来た方をしっかりLINE@やメールマガジンに誘導し、Nさんからのメッセージをしっかりと伝えられるようにする。
- 日々の発信により相談を誘発させ、そこからキャッシュポイントへと結びつける。
以上が、男からNさんに提案させて頂いた内容だ。
今回はあくまで1つの事例であり、男のビジネス構築の思考法と手順を体系化した情報を以下のコンテンツにて公開中(9つのケーススタディー付き)。
今回は「120分コンサル付きプラン」も用意。
こちらにお申し込み頂くと、120分で男があなたの状況をヒアリングし、その場でビジネスプランの案を提示させて頂くことになっている。
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公式サイトタイトル:
「夫の突然の香港駐在決定!妻が成すべきこと」
ターゲット:
Nさんと同じように駐在員として香港移住が決まった妻
発信内容:
公立、私立、インター、日本人学校の情報をなるべく詳しくまとめる。
香港での住居の探し方と契約の仕方。海外での不動産の賃貸契約に関しては、不動産業者とのやり取り、下見の仕方、敷金・礼金の考え方、契約の仕方、敷金の支払法お方など日本と異なる部分が多々ある。男もオーストラリアでの不動産の契約をする際に戸惑うことが多く、その都度現地の日本人の知人に確認して教えてもらえたので大変助かった。
ネット経由でできること、現地でできることの2つの路線で調べてまとめる。この場合はまだその仕事を実践できていなくてもOK。
日本語対応が可能かどうか、通訳はお願いできるか、病院への通い方、救急車の呼び方、保険の適用方法(クレジットカード付帯のものや現地で入れる保険)
海外転出届け、子供の成績証明、出生証明、母子手帳、戸籍の原本と英訳、無犯罪証明書など、日本向けに必要な手続きと現地でビザを取得したり学校に入学するために必要な手続きを整理する。
チェックリストを作成して提供するのも喜ばれるだろう。
これは現地に行ってからでないとわからないかもしれないが、英語に関していえば日本で学べる英語以外の、現地特有の使い回しや発音があったりする。
例えば香港でいえばお会計の時に「マイタン」と言う。(これは広東語)
オーストラリアでは、人によってお支払いの「Pay」を「ペイ」ではなく「パイ」と発音する人がいる。男は最初、現地の人が「パイ・パイ」と言っているのを聞いてチンプンカンプンだった。