相談事例:町工場経営Kさん(男性)

8月 15, 2019

Kさんは愛知県で金属パイプの加工会社を経営されている三代目の社長だ。

長引く不況の影響により、既存のビジネスに限界を感じており、新規のビジネスを模索されていて、男への相談となった。

Kさんの会社の強みは特殊な形も実現できる加工技術。

ヤフオクを使ってテーブルの脚の企画販売を行って、4年間で400本ほど売れたものの、真似をする人が出てきて最近は売上が現象してしまっている。

B2B(企業対企業)のビジネスは下請け的で先細り、B2C(企業対個人)のビジネスはどう展開していけば良いかわからない。

そんな経営者は多いのではないだろうか?

日本の高度成長を支えてきた製造業は今や中国に完全にシフトし、さらに中国からバングラデシュなどにシフトしてきている。

日本は工業化社会はとっくの昔に終え、現在は情報化社会から「高度情報化社会」へとシフトしている。

それでも「AI後進国」と言われているぐらいだ。

B2BからB2Cへー。

これは男もかつて辿った道であり、現在はほぼ100%といっていいぐらい、B2Cのビジネスを展開している。

B2Bは単価の高い仕事を得られやすいが自社よりも相手の企業規模のほうが大きいことのほうが多く、さらにはお金を支払うのが相手側なので、パワーバランスは圧倒的に相手が強くなりがちだ。

打ち合わせは基本的にこちらから相手に出向かなければならないし、クレームも発生しやすい。「下請法」という法律が出来るくらいなので、やはりそのパワーバランスには大きな開きがあるのだろう。

B2CといえばGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)のような「プラットフォーマー」が代表的な存在だ。

B2Cの特徴はB2Cと比べて平均客単価は低く継続性に乏しい傾向がある。ところがまとまった顧客数になれば、「塵も積もれば山となる」効果で売上規模も大きくなり、安定もしてくる。

例えば、B2Bのビジネスで毎月100万円の売上が3社から得られて月商300万円だった場合、1社が解約になると翌月の月商は200万円。
1社あたりの売上金額が高いということは、その1社が無くなったときのリスクも大きいということだ。

一方、B2Cのビジネスで毎月1万円の売上が300人から得られて月商300万円を実現できたとすると、月商が同じく200万円に下がる時は一気に100人が解約した場合だ。
よっぽど大きなクレームや法的な問題が発生しない限り、B2Cのビジネスで1ヶ月以内に3分の2以上の顧客が失われるということはまずない。

さらには、B2Cの場合はサービス提供者のほうが力を持ちやすい。プラットフォーマーであれば尚更、そのサービス運営について絶大な権限を持っている。

このように書くと、B2BよりもB2Cのほうが良いように思えるが、どちらもメリット・デメリットがあり、一概にB2Cのほうが優れているというわけでもない。

ただ、ストレスが無く時間や場所の自由を実現しやすいのはやはりB2Cなので、男はやはりB2Cが好きだ。

男がKさんに提案したビジネスモデルは?

Kさんの会社の技術やこれまでの経験活かすことができ、B2Cのビジネスが成立できる可能性があるもの。

男は頭を悩ませたー。

が、1つの可能性が見つかった。

Kさんがヤフオクでテーブルの脚を販売できたのは、DIY好きの層からの需要があったからだ。

DIYとは「Do It Yourself」の略で、もともとその分野のプロではない人が自分自身で物を作ったり修繕したりすることを指している。「日曜大工」も同じようなものだ。

KさんはDIY好きの方々にテーブルの脚を販売して一定の利益を上げることができたけれど、すぐに真似をする業者が出てきて、Kさんの売上は現象してしまった。

これが、物販のデメリットだ。

「売れ筋商品」が見つかると、簡単に真似されやすいのだ。また、在庫以上に販売することがないので、売上にボトルネックが発生するし、Kさんのところでは自社でテーブルの脚を加工しなければならないので、労働集約的要素もある。

ここで男が使う手法が「コンバージョン」だ。

既存の経営資源を活かしつつ、それをインターネット上の「情報資産」として新たに再生させるのだ。

これによって非労働集約型のスタイルも実現することができる。

男が目をつけたのが、「minne」という最近密かに利用者が増えている販売プラットフォームだ。

https://minne.com

ここでは、利用者の手作りアイテムを販売することができる。まさに趣味と実益を満たすことができるサービスなのだ。

ここで、以下のようなモデルを考えてみた。

コンセプト:DIY倶楽部
ターゲット:DIY好きな人
提供サービス:DIYで商品を作る方法と、それをヤフオクやminneのようなサイトで販売する方法を教える講座

手作りが好きな人というのは、絶対にそれで大きな利益を出したいというよりは、自分の創作意欲を満たしたいという気持ちのほうが強い方が多いと見受けられる。

それだけで食べていけなくても、月10万円ぐらいのお小遣い程度でも満足できるという人が比較的多い印象だ。
また、田舎の山奥で生活コストが低い生活を送れば、収入が低くても、好きなことで食べていける。

ネット上で様々な物の作り方を教えている人は多いけれど、稼ぎ方を教えている人はそう多くない。

Kさんはまだヤフオクでしか販売の実績が無いけれど、ヤフオクのノウハウは教えられるだろうし、これまでの経験からも、minneにも出品して販売実績を作るのはそう難しくないだろう。

以上が、男がKさんに提案させて頂いたビジネスモデルだ。

今回はあくまで1つの事例であり、男のビジネス構築の思考法と手順を体系化した情報を以下のコンテンツにて公開中(9つのケーススタディー付き)。

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