以前、twitterで以下のツィートをした。
多くの人は、お金には敏感だけど時間には鈍感。本来は時間のほうが価値があるはずなのに。
— 平城寿@SOHO創業者 (@hirajo) October 28, 2019
そして今日、
このことをひしひしと感じる出来事があった。
twitterである大学生のツィートを発見。
ネーミングが面白かったので、
この大学生のプロフィールを見て、
運営サイトに行ってみた。
なかなか面白いコンセプトだと思った。
しかも、彼のWebサイトは既に
月間16万アクセスを達成しているという。
WordPressの基本はおさえてあるし、
プロフィール欄を見ても、
何千文字という勢いで、
濃いプロフィール文を書くことができている。
客観的に見て、
既にうまくいっている様子が感じ取られるし、
その先の成長曲線まで見えてしまった。
「あ、これは行くな。」と。
そして彼のプロフィール欄に
「現在のポートフォリオ」
と書かれていたので気になって見た見たところ、
またまた驚いてしまった。
通常、ポートフォリオの語意としては、
デザイナーやアーティストの過去の作品集か、
資産の内訳を示す時に使われるが、
彼のポートフォリオとは、
・ブログ上の記事数
・note上の記事数
・twitterでのツイート数
・LINE@のフォロワー数
・Twitterフォロワー数
・YouTubeチャンネル登録者数
・YouTubeチャンネルの動画の最高再生回数
・ブログからの収益月最高額
と、まさに男が提唱している「情報資産」
の概念がそこに表現されていたのだ!
【必読】情報資産の概念とは?
https://hirajo.com/johoshisan-concept
男が提唱しているのは、
3つのCからなる情報資産。
Customer(見込顧客/既存顧客)
Contents(電子化された情報)
Conversion(換金手段)
彼は、ネット上に
Contentsを配置し、
Customerを集めることによって、
最終的にそれがお金に変わることを、
肌で理解できているのだ。
実際彼は、ブログからの月の収益が
最高50万円を記録することができたそうだ。
男が大学生の頃(1995年〜1998年)は、
ネットがまだはじまったばかりで、
今のような高速回線もSNSも無かったので、
月50万円なんてかなりハードルが高かった。
が、今の環境であれば、
彼のような結果を出すことは
そう難しいことではないと、
男の経験からも思える。
ただ、それには条件がある。
最低でも1日10時間以上、
ブロガー活動(ブログ執筆、SNSでの投稿)
を半年以上は続けられる、
ということだ。
つまり、「時間の確保」。
これは多くの大人にとって、
困難なことだ。
年齢が上がるにつれ、
家族ができたり、
会社でのお付き合いが増えたり、
近所づきあいが増えたり、
何かと会合が増えたり。。
そんな感じで、
「時間がない」
と言い訳をしているうちに、
若い世代にどんどん
追い越されていってしまっているのだ。
そう考えると、
本当に「タイム・イズ・マネー」なのだと
痛感させられる。
学生の多くは、
生活費は親が捻出してくれていたり、
実家から通えれば家賃もかからないので、
「生活のための仕事」
をする必要がない。
また、贅沢な生活に慣れていないので、
「3食松屋の牛丼」
といった極貧生活にも耐えられる。
そうはいっても、
あなたはこう思うかもしれない。
「ふん、ネットでアクセスを集められても、
所詮は社会経験が無い青二才だろう。
そんなの社会に出て通用するもんか。」
こんな思いが一瞬でも過ぎれば、
危険信号だ。
マーケティング会社Warcによると、
2020年に初めて、
インターネット広告が
全世界のメディア出稿費総額の
半分以上を占めると予測されている。
参考:2020年、インターネット広告が全広告出稿費の半分を占めると予測
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/59604
これの意味することは何か?
企業が広告に使うメディアの種類が、
従来からのマスメディア
(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌)
中心から、ネット広告中心になる。
これまでマスメディアで最も力を持っていたのが
テレビであり、テレビCMを1つ制作し、
流すだけでもかなりのコストがかかる。
それと同様の金額が、
ネット広告に流れてくるというのだ。
これの意味することは、
ネット上の媒体、
つまりは自分のWebサイトや
SNSアカウントの価値が、
ますます高まっていく、
ということになる。
●実社会での経験の価値は、相対的に下がっていく
従来からのモノサシでは、
我々が社会に出て積み上げてきた
「社会経験」はとても貴重なもの、
とされてきた。
どんな大学を卒業して、
どんな会社に勤めて、
どんな実績を残してきたのか?
それによって、
転職する際の自分の「市場価値」
が決まる。
ところが、今現在、
多くの方が困っていること。
既に年功序列は崩壊し、
35歳以上になると転職市場では不利になり、
前職よりも給料ダウンというのが
当たり前だったりする。
これまで一生懸命、
自分を抑えて我慢をして
積み上げてきたものの価値が、
高く評価されなくなってきているのだ。
1番困っているのは、
「早期退職」をした方々。
これまで会社に全精力を捧げてきたので、
早期退職後にやることも決まっていない。
退職後に初めて、何かはじめてみようと
物販やアフィリエイト、情報発信などに
チャレンジしてみるも、勝手がわからず
挫折してしまう。
老後の資金も心配なので、
仕方なく「再就職」の道を探す。
結果、以前よりも安月給での
仕事にしかありつけず、
最悪はアルバイトや日雇い生活を
送ることになってしまう。
事実、男のところにも、
そういった早期退職組の方々からの
相談が増えてきている。
大人達が退職後の不安で右往左往している間に、
若い世代はどんどん「情報資産」を構築し、
老後にも安定して収入が入る仕組みづくりを
行っているのだ。
今回発見した彼は
既に就職する必要は無いだろうし、
就職するとしても、
社会勉強程度のものになるだろう。
ブログの運用方法や
SNSの活用方法を大人達にコンサルして
食べていくことも十分可能だ。
ちなみに、今の20歳前後の若者たちは、
動画コンテンツを常時視聴し、
クラウド環境での「集合知」を
自由自在に活用できる、
「ネオ・デジタルネイティブ世代」
と言われている。
<参考:Wikipediaより>
情報社会心理学を専門とする橋元良明らは、
日本におけるデジタルネイティブを、
1976年前後生まれのIT起業家たちの世代(76世代)、
1986年前後生まれの世代(86世代)、
1996年前後生まれの世代(96世代)に区分し、
各世代は大きく異なる特徴を持っていると主張する。
76世代はパソコンによる
インターネット利用が中心で、
携帯電話を補完的に利用している世代であり、
インターネット黎明期に積極的に関わった。
86世代は携帯電話によるインターネット利用が
中心の世代である。
96世代は、日本の先進的な
モバイルブロードバンド環境を背景に、
様々な携帯通信機器を利用して
動画コンテンツを視聴するとともに、
クラウド環境での集合知(衆合知)を
活用する世代であり、
「ネオ・デジタルネイティブ」とも呼ばれる。
物心ついた頃から学生時代にかけて
携帯電話やホームページ、
インターネットによる検索サービスに触れてきた世代を
「デジタル・ネイティブ第1世代」、
ブログ、SNS、動画共有サイトのような
ソーシャル・メディアやクラウドコンピューティングを
使いこなし青年期を過ごした世代を
「デジタル・ネイティブ第2世代」と分類する意見もある。
ーー以上ーー
男は幸いにも1976年生まれの「ナナロク世代」なので、
ギリ「デジタルネイディブ」と言うことができる。
もっと上の世代の人達から見れば、
我々が「ターミネーター1号」であり、
86世代の若者たちが「ターミネーター2号」、
96世代の彼らが「ターミネーター3号」
ということになる。
当然ながら1号よりも2号、
2号よりも3号と、
スペックが上がっている。
これは本来人間が持つ能力というよりも、
環境による影響だと思うのだが。
このような状況で、
我々としてすべきことは何か?
まずは、「敗北を認めること」だ。
これまでの社会経験は一旦リセットして、
無駄なプライドは捨て、
自分よりもページビューを多く稼げている若者、
自分よりもフォロワーが多い若者達に、
尊敬の念を持ち、素直に教えを乞う、
ということだ。
それができれば、
旧世代の大人達も彼らと共存して
生き残っていくことができるだろう。
これが、ナナロク世代の端くれとして、
少しばかりネット上で実績を作ってきた
男の考えだ。
具体的には、年齢に関係なく、
WebやSNSで実績を出している人をフォローし、
彼らの発信内容に耳を傾けていくことだ。
というわけで、
ギリ「デジタル・ネイティブ」である
男もこれからYouTube戦略に力を入れていく。
盟友でありビジネスパートナーの真田孔明と、
日々の活動報告を行う場を、
YouTubeのライブ配信という形で
公開させて頂くことになっている。
その名も、
「おっさんずYouTuber反省会」。
第1回目の開催は、
2019年11月9日(土)21時00分〜21時40分
となっている。
このライブ配信を視聴したいという場合は、
今から以下のチャンネルに登録しておいて頂きたい。
また、2人が日々試行錯誤している
YouTubeチャンネルはこちら。
こちらもチャンネル登録しておいていただくと、
2人の日々の動向を追跡することが可能だ。
平城寿:チャンネル登録数786名
https://hirajo.com/youtube_add
真田孔明:チャンネル登録数614名
https://renkin.jp/youtube-koumei