
ドメイン費用、払いすぎていませんか?更新料の相場
この記事のポイント
- ✓各社が自由にマージンを上乗せできます
- ✓.com と .jp の年間費用を各社の公式ページで並べ
- ✓Cloudflare への移管のやり方までまとめました
クライアントさんから、サーバー環境の相談を受けることがよくあります。 そのたびに、いつも「もったいないな」と感じていることがあります。 ドメインの費用です。
ドメインを取るときも、更新するときも、各社が自由にマージンを上乗せできます。 同じ .com でも、どこで持つかで毎年の金額が変わります。
実は、私自身もそうでした。 私はドメインを10個以上持っています。 気がついたら、そのマージンのおかげで、通常の2倍ぐらいの金額を払っていました。 そこで、Cloudflare(クラウドフレア)に移管しました。
この記事では、各社の更新料を並べたうえで、Cloudflare への移管のやり方を書きます。
ドメインの年間費用の相場(.com の更新料)
.com を1年更新するときの費用(税込)を、各社の公式の料金ページで並べました(2026年10月8日時点)。
- さくらのドメイン:3,437円
- ムームードメイン:2,168円
- ConoHa:2,068円
- スタードメイン:2,047円
- バリュードメイン:1,986円
- Xserverドメイン:1,721円
- お名前.com:1,408円(ほかにサービス維持調整費がかかります)
- Cloudflare:10.46ドル(1ドル150円で約1,569円)
初年度だけ安くして、2年目からの更新料を高くしているところも多くあります。 取るときの金額ではなく、更新料で比べるのが大事です。
マージンは年々増えていく
ムームードメインも、昔は良心的でした。 上場して GMO グループに入ってからなのか、年々マージンが増えています。
いまは「サービス維持調整費」として、ドメインの料金に25.5%が上乗せされています(2026年10月)。 .com の更新料は、調整費を入れる前は1,728円、入れると2,168円です。
お名前.comも、管理画面にログインすると、何かにつけて不要なものをアップセルしてくるので、要注意です。
1つなら数百円の差でも、10個以上持っていると、毎年の差はバカになりません。
Cloudflare はマージンを取らない
Cloudflare は、ドメインの料金にマージンを一切上乗せしないと公式に書いています。
Cloudflare Registrar does not mark up domain prices at all.
払うのは、ドメインの登録の元締め(レジストリ)と ICANN に払う原価だけです。 Cloudflare は、ドメインで儲ける商売をしていません。
Cloudflare への移管のやり方
Cloudflare の公式の手順に沿って書きます。 作業そのものは30分ほどで、移管が終わるまでは最大10日ほどかかります。
1. Cloudflare にドメインを追加し、ネームサーバーを切り替える
移管の前に、ドメインを Cloudflare の DNS で動かしておく必要があります。 これが終わらないと、移管の手続きに進めません。
- 移管元で DNSSEC を使っているなら、先に止める(止めてから24時間待つ)
- Cloudflare にドメインを追加し、DNS のレコードを確かめる
- 移管元の管理画面で、ネームサーバーを Cloudflare が指定したものに変える
- Cloudflare の画面で、ドメインが「Active」になるのを待つ(数分から24時間)
2. 移管元でロックを外し、認証コードを取る
- 移管元の管理画面で、ドメインのロック(移管ロック)を外す
- 認証コード(AuthCode、EPP コードとも呼ばれます)を出す
認証コードには有効期限があるので、次の手順の直前に出します。
3. Cloudflare で認証コードを入れて支払う
- Cloudflare の「Transfer Domains」でドメインを選び、認証コードを入れる
- 支払い方法を登録し、連絡先を入れて確定する
.com などの移管の料金には、1年分の更新が含まれます。 いまの有効期限が1年延びるので、移管で払ったお金が無駄になることはありません。
4. 移管元からのメールで承認する
移管元から、移管を承認するかを確かめるメールが届きます。 承認すると、多くの場合5営業日ほどで移管が終わります。
移管する前に知っておくこと
- .jp は Cloudflare に移管できません(Cloudflare が扱っていないドメインです)
- 取ったばかりのドメインや、移管したばかりのドメインは、60日たたないと移管できません
- 期限が切れて更新したばかりのドメインは、元の期限から45日以上待ってから移管します
- 料金はドル建てで、クレジットカードなどで払います
.jp はどこで持てばいいか
.jp は Cloudflare に移管できないので、国内の会社の中で選ぶことになります。 .jp を1年更新するときの費用(税込)を、各社の公式の料金ページで並べました(2026年10月8日時点)。
- ConoHa:3,058円
- Xserverドメイン:3,102円
- お名前.com:3,124円(ほかにサービス維持調整費がかかります)
- スタードメイン:3,201円
- ムームードメイン:3,344円(サービス維持調整費を入れると約4,197円)
- バリュードメイン:3,889円
- さくらのドメイン:3,982円
国内の会社の中では、ConoHa と Xserver のマージンがかなり少ない部類です。
結局、どうすればいいか
持っているドメインの更新料を、一度並べてみる。
初年度の安さで選んだドメインは、更新のたびにマージンが上乗せされているかもしれません。 .com や .net なら、Cloudflare に移管すれば原価で持てます。 .jp なら、ConoHa か Xserver のどちらか、お好みで選んでください。
よくある質問
Q. ドメインの移管にお金はかかりますか
.com などは、移管のときに1年分の更新料を払います。 その分、有効期限が1年延びるので、損にはなりません。
Q. .jp のドメインも安くできますか
.jp は Cloudflare に移管できません。 国内の会社の中では、ConoHa(3,058円)と Xserver(3,102円)の更新料が安い部類です。




