情報発信をするにはビジネスネームと本名のどちらがいいか?(分析チャート付き)

12月 9, 2019

情報発信をスタートする時、本名で発信をするのか、ビジネスネームで発信をするのかというのは誰もが迷うところだ。この分野は昔は芸能人やアーティストや作家の専売特許という感じだったが、ネット社会になって匿名性が重要視されるようになり、今では普通に誰がビジネスネームを使っても違和感は無い時代。

だからこそ、どちらを使うのかについてとても迷うと思う。

今回は、これまで男が数多くの方の相談にのってきた経験から、このテーマについて体系的に整理したいと思う。

<動画で見たい方はこちらから>

まず、大前提から

現在は、実名であることはそれほど重要ではなくなってきている。匿名SNSの代表格ともいえるtwitterでは、基本はビジネスネームであり本名を使っている人のほうが少ない。

また、Facebookでは本名を使い、twitterではビジネスネームやニックネームを使っている方も多い。

有名なビジネスパーソンを例にとってみると、次のような形になる。

本名で情報発信するメリットとデメリット

では、本名で情報発信するメリットとデメリットを解説していこう。

メリット

  • 自分の名前を世に残すことができる
  • 親に喜んでもらえる

人には少なからず「名誉欲」があるもの。これが強ければ強いほど、歴史に名を残したいと思うはずであり、本名で発信したいという気持ちが強いのではないだろうか。

また、大成して自分を育ててくれた両親に喜んでもらいたいという気持ちもある。

デメリット

  • 悪評が広まった時に家族や親戚に迷惑がかかる
  • (サラリーマンの場合)会社にバレやすくなる

メリットと諸刃の剣で、もし悪評が広がってしまった場合、自分の名前に傷がつくことになり、身近な人に迷惑をかけたり、肩身が狭い思いをすることになる。

またサラリーマンの方の場合は会社にバレやすくなってしまう。

ビジネスネームで情報発信するメリットとデメリット

次にビジネスネームで情報発信するメリットとデメリットを解説していこう。

メリット

  • 気兼ねなく発信できる

顔出しをしなければ決してあなただとはわからないので、思う存分発信をすることができる。

デメリット

  • 自分の名を残すことができない

ただし、本名ではなくビジネスネームとして世に残すことはできる。例えば昔の戦国時代の将軍は小さい頃から大人になるまでに何度も名前が変わる。結局のところ私達が今持っている「本名」というものはただ単に「生まれた時に親がつけてくれたもの」というだけであり、ゲームの主人公のように、自分の人生に登場する主人公である自分の名前を自分で決めて何が悪いのだろうか?

という考え方をしてみると、ビジネスネームに対する抵抗感も薄れてくるのではないだろうか?

どちらか決める時の判断ポイント

では、どちらを採用するかの判断ポイントについて、男がこれまで2,000人以上の方にアドバイスをしてきた経験から、整理したものを公開させて頂く。

その前に、今一度、人が本名で発信するときに感じる「抵抗感」について考えてみよう。

本名で発信できない理由

我々はこの世に生を受けてから、成長の過程で「社会性」というものを身につけるようしむけられる。この社会性とは、集団の中におけるあなた自身の振るまい方だ。

もしあなたが100%本音だけで生きていこうとしたら、必ずどこかで誰かと衝突することになり、争いは耐えないだろう。

一方、情報発信を行いビジネスに結びつけるためには、情報の受け手にとって深いレベルで共感をされる必要がある。浅い共感レベルであれば、相手はわざわざお金を払ってあなたからサービスを受けようとは思わないからだ。

普段、周囲の人には相談できないような深い悩みやコンプレックスといった部分で相手とつながることができた時、深いレベルの共感が発生し、「濃いファン」が作られ、有料でも良いからあなたのサービスを受けたいという人達が現れてくる。

一方で、一般的に人が深いレベルで自己開示をして発信をしようとする時、次のような不安を感じるものだ。

  • 配偶者・交際相手・親・兄弟・親戚に見られたくない
  • ママ友に見られたくない
  • 会社の同僚や上司に見られたくない
  • 幼馴染や同級生に見られたくない
  • 昔の交際相手に見られたくない

その場合、ビジネスネームを使うという選択肢が出てくる。

ビジネスネーム or 本名 判断チャート

この悩みは複雑で、頭の中で考えてばかりいても堂々巡りになってしまうことが多いので、今回は図示化を試みて見事カタチにすることができたので、公開させて頂く。

このチャートは

  • サラリーマンもしくは学生の場合
  • サラリーマンでも学生でもない場合(自営業や主婦の方)

に分けて作成した。

まずはシンプルな方から解説させて頂く。

サラリーマンでも学生でもない場合(自営業や主婦の方)

まず、とり得る選択肢としては

  1. 本名で発信
  2. 本名で発信(見られたくない人をブロック)
  3. ビジネスネームで発信

の3つがある。

チャートに従って進んでいけば、答えにたどり着けるはずだ。

サラリーマンもしくは学生の場合

今度は少し複雑。いくら会社で副業が解禁されてきているとはいえ、「村社会ニッポン」においては、なかなか堂々と副業することはできないのではないだろうか?

また最近は学生さんの起業が顕著になっており、早ければ中学生からtwitterやブログで情報発信をしたりアフィリエイトをしたりして数十万円を稼ぐツワモノも登場している。

こういう場合もやはり先生や友達にはあまり知られたくないのではないだろうか?

というわけで、とり得る選択肢としては

  1. 最初からビジネスネームで発信
  2. まずはビジネスネーム、独立してから本名に切り替える
  3. 見られたくない人をブロックして最初から本名で発信
  4. 最初から本名で発信

の4通りとなる。(下にいくにつれてアグレッシブになる)

また、②もしくは③の場合、より安全圏を狙いたいのであれば独立してから有料サービスを開始という手もある。

仮に会社にバレたとしても、お金を取っていなければ趣味だと言い張れるし、会社もそれを理由に解雇することもできない。

ただ、この場合はまだ現金が稼げるようになる前に独立することになり、「見切り発車」となってしまうため、あまりオススメすることができない。

やはり数百円、数千円でも良いので自分の力で稼ぐというのを積み上げていってこそ、自分で稼ぐための本当の力が見についていくものだからだ。

ちなみに平城の場合はどうだったのか?

男の場合、サラリーマン時代は情報発信はしていないので何とも言えないが、会社を辞める2年前から株式会社を立ち上げ、@SOHOをスタートした。

このようなポータル系のサイトの場合、サイト上に運営者情報を掲載する必要があり、当初どのようにするか迷った。

本名を掲載すれば、誰かが検索すれば一発でバレてしまう。

なので、やはりビジネスネームを使うことにした。

ビジネスを何にしようか考えたところ・・・

こういった在宅ワーク系のサイトの訪問者は女性が多かったので、女性のほうが訪問者が安心するだろうと思い、女性の名前にした。「高野 久美」という名前だった。

高野という姓は知り合いから勝手に拝借したもので、久美という名前は、もともと学生時代にバレーボールをやっていて、元全日本女子バレーの中田久美選手に憧れていた時期があったので、なんとなくそこから拝借した。

利用者からのお問い合わせにも、高野久美として返信をしていた。

今思えば「ネカマ」ということになり、気持ち悪いが当時は必死でそんなことすら考えていなかった。。

そして独立起業後、すぐに運営者情報の表記を本名に変えたのだ。

つまり上記でいくと「②まずはビジネスネーム、独立してから本名に切り替える」ということになる。

情報発信ビジネスの場合、注意すべきこと

情報発信以外のビジネスの場合はこの方法で良いと思うが、情報発信ビジネスの場合は「セルブランディング」に大きく関わってくる。なぜならば良いサービスを提供していれば、それが話題となり、ブログやSNS上であなたの名前が口コミされていくからだ。

途中で名前が変わってしまうと、その口コミを見た人が検索エンジンで検索をしてもヒットしないことになり、そこで機会損失が発生してしまう。

従って情報発信ビジネスを展開する場合はやはりこの点について固めてから進めるほうが良い。

まとめ

上記のチャートを参考にして頂ければ、方向性を明確にすることができると思う。

但し情報発信ビジネスを展開する場合は、発信者の名前は人々の記憶だけでなく、ネット上に「記録」として残っていくものなので、なるべく途中で変わらないほうが望ましい。そういった意味で、やはりこの方向性についてはしっかりと決めてからスタートしよう。

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