相談事例:香港在住の主婦Yさん(女性)

8月 13, 2019

香港在住2年目のYさんは、今年の1月に続き2回目のコンサルティング。

大学卒業後、貿易事務の仕事を7年ほど。
旦那様が大黒柱としてしっかりと稼いで下さっているので、今の生活のために仕事をしなければならないというわけではないけれど、香港では家賃や子供の教育費がかさむため、仮に旦那様の仕事環境が変わり、安定的な収入が得られなくなってしまったり、収入が下がってしまうと苦しいのでご自身でもできることはないか、という経緯でのご相談だった。

海外を拠点としたビジネスを考える場合、幾つかの検討ポイントがある。

まずは
①現地に住む人に向けてビジネスをする
②日本に住む人に向けてビジネスをする

の2つに分かれるが、国によって商習慣や法律の違いがあるため、もともと日本での生活が長くて現地に移住された場合は、②のほうが敷居が低い。

もしくは、①と②の中間で、日本人の方が日本から現地に一時的に訪問した時に提供するビジネスや、本格的な移住が決まった場合の各種サポートをするビジネスも考えられる。

特に、日本は島国であることからか、日本人は海外に対して「異国」「非日常の世界」といったイメージを持っている。

なので慣れない海外に行った時に受けられるサービスにはニーズがあり、既に現地に住んでいる人からしてみれば現地の情報は手に入りやすいので、現地に慣れていない日本人向けのサービスを考えれば、ビジネスとして成立しやすくなるのである。

既にあるビジネスとして代表的なのは、

  • 移住サポート
  • 現地不動産購入サポート
  • 銀行口座開設サポート
  • ビザ取得サポート
  • 留学サポート
  • 現地案内や通訳
  • 現地法人設立サポート

といったものだ。

ちなみに有名ブランドのあるヨーロッパなどは、買付代行サービスも成立する。

では、個人としてこういったサービスにどのように絡んでいけばいいのか?

ということになる。

ビザ取得、不動産購入サポート、現地法人設立サポートといった業務は現地での法律の知識が必要となり、免許や資格が必要な場合も多いため、素人が気軽に手を出すと知らないうちに法律に違反してしまった・・・ということにもなりかねない。

では、どのような部分から手をつけるのが良いのか?

まず、男が確立させたリサーチ手法を使って、以下の調査を行う。

①既にビジネスを展開している個人・法人がいるか?
②そのサービスを受けたいという見込み顧客がいるか?

そしてこれらを「DSマトリックス」に落とし込む。
Dは需要(Demand)、Sは供給(Supply)の頭文字から来ている。
男は経営学やマーケティングについて専門的に学んだことは無いので、この分析手法が既に存在するものなのか、存在するとしたらどういった呼ばれ方をしているのか知らないので、勝手にこのように呼んでいる。

①需要あり&供給あり
②需要あり&供給なし
③需要なし&供給あり
④需要なし&供給なし

の4つに分かれるのだが、一概にどれが良いかというわけでもなく、どこに該当しているかで「戦術」が変わってくるということだ。

こういった話をしながら、男が提案したビジネスモデルは・・・。

「香港親子留学サポートビジネス」という案

Yさんは2人のお子様をインターの保育園に通わせていらっしゃる。香港には富裕層が多いため学費も高いけれどやはり有名私立やインターに入れたいという家庭が多く、子供が産まれてすぐに予約を入れる人もいるそうだ。(オーストラリアも同じ)

だとすると日本から香港に移住する日本人の方で、やはりお子様を有名私立やインターに通わせたいという需要は母数は少ないかもしれないが確実にありそうだ。

というのも、もともと留学というとアメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアといった「欧米圏」のイメージが強いが近年は東南アジアの発展に伴い、親子留学ではマレーシアのジョホールバル社会人も含めた語学留学ではフィリピンのセブ、といった感じで東南アジアでの需要が上がっているからだ。

その中でも、シンガポールと香港は先進国入りしていて物価はモノによってピンキリだが住居は東京の都心部と同等かそれ以上になってきている。

しかしこの2カ国はやはり先進国ならではの安心感があり、日本と同等以上の生活費がかかるとしても、英語圏と中国語圏の両方を満たす環境で育てられるという魅力がある。

東南アジアの中で日本人が最も抵抗感なく住めるというのはやはり街が綺麗なシンガポールだと思うが、飛行機で片道6時間という距離は少し遠く感じる人が多いようだ。一方で香港は片道4時間なので、たった2時間の差ではあるけれど、香港のほうが身近に感じられる。

また、日本人の中には極端に香港に魅せられる人がいて、毎週末に香港まで通っているような人もいる。

さすがにシンガポールではそのような話は聞かない。

つまり、
・仕事で香港に駐在する必要があり、子供に良い教育環境を提供したい
・根っからの「香港好き」で、あわよくば子供と一緒に移住生活を楽しみたい

という2種類の潜在的な顧客ターゲットが定義できるのではないかと男は考えている。

<キャッシュポイント>
このビジネスを展開する場合のキャッシュポイントの設計例は、

(A)イーブック:29,800円
(B)イーブック+メールサポート(1ヶ月):49,800円
(C)移住サポート付きフルパッケージ:198,000円
※学校選びや住居選びなど、移住に関わる全てのサポートを行う

という3段構えを用意すれば良いだろう。

(A)は非労働集約型なのでガンガン売ることができるし、(B)は若干労働集約型的な要素はあるけれど、過去の質問集を体系的にまとめれば有益なコンテンツになるし、新たなキャッシュポイントにもなる。

また、サポート期間を1ヶ月にしているので、イーブックを購入したのは良いけれど結局は忙しくて質問が全くできないという場合も少なくない。
つまり1ヶ月以内に質問が全く来なければ差額の2万円は不労所得ということになる。
さらに、(B)を丁寧に対応することで、(C)へのアップグレードも見込むことができる。
その場合、差額でアップグレードできるようにしてあげればかなり喜んで頂ける。

以上が男がYさんに提案させて頂いた内容となる。

今回はあくまで1つの事例であり、男のビジネス構築の思考法と手順を体系化した情報を以下のコンテンツにて公開中(9つのケーススタディー付き)。

今回は「120分コンサル付きプラン」も用意。
こちらにお申し込み頂くと、120分で男があなたの状況をヒアリングし、その場でビジネスプランの案を提示させて頂くことになっている。

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ちなみに、既に香港での親子留学のサポートサービスを提供している業者は数社あるようだが、個人として情報発信している人はほぼいなさそうなので、「DSマトリックス」の中では②か④に該当するということになる。

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