人にビジネスのアドバイスをさせて頂くようになってからはや10年。これまでに様々な方からの相談にのってきましたが、だいたい話しを聞いた時点で、その人がその後うまくいくかどうかが予想できるようになりました。その決定的な違いがこの中に含まれています。
それは何かというと、質問する時のスタンスの違いです。このスタンスには2つあり、質問の仕方によって「できない言い訳をする人」なのか、「どうしたらできるかを考えている人」なのかがわかります。
それぞれについて説明していきます。
できない言い訳をする人
このような人は、
『会社で忙しいから◯◯できないのですが、
どうしたらいいですか?』
『子育てで忙しいから◯◯できないのですが、
どうしたらいいですか?』
というような言い方で尋ねてきます。
こういう場合は、どのようなアドバイスをしても、『◯◯だから』が理由となり、結局、現状が変えるだけのパワーが生まれません。
どうしたらできるかを考えている人
一方、その対局にある方は、
『会社で忙しいけど◯◯をするには、
どうしたらいいですか?』
『子育てで忙しいけど◯◯をするには、
どうしたらいいですか?』
というような言い方で尋ねてきます。
表現としては少ししか違いませんが、両者のスタンスは大きく違います。
前者は、『できない』をベースに考えていて、後者は、『できる』をベースに考えているから。
心の中のポジショニングとして、『できない』ポジションから抜け出ようとしない人と、『できる』ポジションに立とうとするのかで、やはり結果の出方にも大きな違いが生まれてくるので、最近では、質問される方の『相談の仕方』によって、その方の将来がある程度見えて来るようになりました。
どちらのポジショニングにたっても、思考のコストはゼロ。
であれば、私は後者のポジショニングが良いです。
あなたはどちらのポジションに立ちたいですか?