デジタルネイティブ世代世代、ネオデジタルネイティブ世代とは?

9月 11, 2021

最近、インターネット上で「デジタルネイティブ世代」とか「ネオデジタルネイティブ世代」とかいう言葉が使われるようになってきましたが、とても大事な言葉なのでこの言葉の意味について解説したいと思います。

もともとはやはりアメリカから来た言葉で、

 

デジタル=電子機器

ネイティブ=自然に使いこなす

 

という意味が込められています。

自然に使いこなすとはつまり、例えば説明書を読まなくても使い方を理解して使えるようになる、といったことです。

但しこの傾向は同じ世代によっても個人差があり、電子機器に触れない環境にいれば当然、同世代であってもデジタルネイティブではないという方はいらっしゃいます。

私の場合、IT業界にどっぷりと浸かってきたので、一応はデジタルネイティブだと自覚しています。

76(ナナロク世代)とは?

特に私のような1976年前後生まれの人達は「ナナロク世代」とも呼ばれて、初期のインターネットの起業家を沢山した世代だと言われています。
格好良く言えば漫画「黒子のバスケ」「キセキの世代」のような感じですね。

76年前後生まれの人達がちょうど大学に入ったタイミングの1995年に「Windows95」が登場し、家庭でインターネットに接続しやすい環境が作り上げられていったので、このタイミングで大学生をやっていた人達の一部が、インターネットの世界にどっぷりと浸かり、様々なものが生まれていきました。

ナナロク世代の代表的な起業家

  • 2ちゃんねる創設者のひろゆき氏(1976年11月16日)
  • Mixi創業者者の笠原健治氏(1975年12月6日)
  • GREE創業者の田中良和氏(1977年2月18日)
  • paperboy&co.(現GMOペパボ)、CAMPFIRE創業者の家入一真さん(1978年12月28日)
  • はてな創業者の近藤淳也氏(1975年11月2日)
  • Henge創業者の小椋 一宏氏(1975年生まれ)

といった誰もが知っているような起業家を多数排出しています。ホリエモン氏やサイバーエージェントの藤田晋氏その2〜3年先輩です。

この頃はインターネット黎明期の「ドットコム・バブル」と言われる現象が起きた時期で、「●●ドットコム」という会社名にすればベンチャーキャピタルから出資が決まるといった異常な状況だったようです。

このバブルも2000年後半にアメリカを起点として一度は崩壊し、その影響は日本にも及び、多数の企業や起業家が消えていきました。

私は当時福岡の九州大学の貧乏学生だったので自宅にPCを買うほどの余裕がなく、大学4年制の時(1998年)に研究室でパソコンを触り出し、自分専用のPCが手に入ったのは社会人になった1999年でした。

また、このインターネットが盛り上がっていたのは基本的に東京が中心で、福岡のような地方にはまだその熱が波及しておらず、個人がインターネットで活躍する、企業と対等な取引ができるなんていうのはまず考えられない時代でした。

ある意味私はこの「最初の波」に乗り遅れたと言うことができます。

当時、雑誌で既にインターネットで起業し脚光を浴びていた先輩起業家たちを見て、「羨ましいな〜」と感じていたのを強く覚えています。

そしてこの10年後にまたピークが登場します。

86(ハチロク)世代とは?

今度は1986年代生まれの世代で、彼らは「ハチロク世代」と呼ばれています。彼らが大学に入る時期が2005年頃で、ちょうどSNSが登場し始めた頃です。iPhoneを始めとするスマートフォンも登場し始めました。

インターネットも3G回線となり、動画の視聴も可能になっています。ちょうどナナロク世代達が大学時代にPCを手に入れたのと同じように、彼らの一部は大学時代にスマートフォンを手にして、そこから様々なものが生まれています。

ハチロク世代の代表的な起業家

  • リブセンス創業者の村上太一氏
  • 有名ブロガーのイケダハヤト氏

他にも探してみたのですが、ちょうど1986年生まれのドンピシャな起業家がすぐに見つかりませんでした。ただ、2〜3年前後するともっと沢山出てくると思います。

但しやはり世の中にインパクトを与えるほどの会社を創った人達はナナロク世代の方が多いように思います。

そしてその10年後、「96世代」が誕生します。

96世代とは?

1996年前後に生まれた世代で、大学時代となる2016年頃にはスマートフォンもSNSも十分に普及しており、早い人は中学時代からスマートフォンに触れています。逆にPCのほうが慣れていないという面白い現象も起きています。

そしてこの96世代が「ネオデジタルネイティブ世代」だと言われています。

ネオデジタルネイティブ世代の特徴

ネオデジタルネイティブ世代の特徴は、日本の先進的なモバイルブロードバンド環境を背景に、様々な携帯通信機器を利用して動画コンテンツを視聴するとともに、クラウド環境での集合知(衆合知)を活用している、という点です。

また、次のような特徴も持っています。

  • 同じ空間にいる仲間にもチャットで話す
  • SNSに話しかけるように発信してい
  • 基本、実名は使わない
気が変わったらすぐにアカウントを作り直す or アカウント名を変える
  • 紙が嫌いで基本的に何でもデジタルで済ませようとする
  • 絵や写真で会話をする
  • 大学の論文もスマホで書く

こうして書いてみると彼ら自身がAIのように思えてしまいますね(苦笑

そして76世代、86世代までをまとめて「デジタルネイティブ世代」、96世代以降が「ネオデジタルネイティブ世代」という定義となっているようです。

76世代よりも前の人達からしてみれば私達は旧型のターミネーター、ネオデジタルネイティブ世代は新型のターミネーターといったところでしょうか😅

そして私はまがりなりにも旧型ターミネーターなので、映画のように新型に勝てる方法を知っています。

 

 

 

 

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