初心者が情報発信をする際に気をつけるべき7つのポイント

9月 16, 2021

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情報発信のメリットは「時間と場所の自由」が手に入りやすいことです。実際に私も2011年に情報発信をスタートし、継続したおかげで、世界中のどこにいてもビジネスが成り立ち、家族を養っていくことができる環境を実現することができました。

情報発信に憧れ、目指す人も多いけれど、やり方がわからずに挫折してしまう人も少なくありません。いや、挫折してしまう人のほうが圧倒的に多いです。私も過去に挫折した経験が何度もある。

しかし、それを乗り越えることができた現在、「情報発信は誰にでもできる」と断言することができます。

マインドブロックの解除など、幾つかのハードルはあるけれど、着実にクリアしていけば必ず軌道に乗せることができます。

今回はその入り口として、初心者が陥りやすい不安や疑問点を7つピックアップして解説させて頂きます。

1)そもそも、情報発信の定義とは?

私が考える情報発信の定義は、「価値のあるコンテンツを発信して対価(お金)を頂くこと」です。

では、そもそもコンテンツとは何でしょうか?

このことを説明するために私がよく持ちいる例としては、「日記とコンテンツの違い」です。

日記とは、その日にやった事、食べたもの、行った場所、感じたことなどを記すものであり、根本的には自分のために書くもの。

一方、コンテンツとは「自分以外の誰か」のために作られたものです。

つまり、

  • 誰に(=ターゲット)
  • 何を(=情報の内容)

が明確になっているわけです。

さらに、ネット上では自己開示レベルが深ければ深いほど反応が得られます。

つまり人々が心の内面抱えている悩みやコンプレックスに共感をしたり解決するための内容です。

例えば、あなたが今サラリーマンとして下積み生活をしているとして、上司から理不尽なことを言われ悔しい思いをしていたとします。

そこでネット上で同じようにサラリーマンとして 過酷な環境にいながらも、副業で頑張って情報発信をしている人に出会ったとしたら、この上ない勇気をもらえるのではないでしょうか?

その理由は、オフラインの人間関係では通常相談できないような内容だから、ネット上で知った全く面識のない人の発信内容に深く共感することができるのです。

逆に、オフラインの人間関係でも相談できるような当たり障りない内容ではまずネット経由での反応を得る事は難しいでしょう。

従って情報発信で成功するためにはある程度の深い自己開示レベルを意識していく必要があります。

2)情報発信をしたことによるメリット・デメリット

まずは情報発信のデメリットから・・・

先ほど述べたように、自己開示レベルが深くなればなるほど既存の知人からしてみると違和感を感じるようになります。

なぜならば、普段人間は組織の中にいる時には本来の自分の性格や考えていることを表面にさらけ出しているわけではなく、ある程度その組織の中に合わせて調節をしているからです。

こういった事は、日本の学校教育の中で集団行動としてしつけられてきたわけです。もしくは、日本人に限らず、集団の中で生存していくと言う人間の本能に基づくものであるのかもしれません。

つまり世の中の人々の99%は、本当の自分をさらけ出しているわけではなく、何枚もオブラートをかぶって自己表現をしているのです。だからこそ、本当の自分を表現できる場としての機能をネットに求めているとも言えるでしょう。

だからこそ、ネット上で自分の内面を開示できている人を発見するとその人に対して深い共感や尊敬の念を抱くようになるのだと思います。

本格的に情報発信をすると「中学デビュー」現象と同じようなことが起きる

あなたは「中学デビュー」と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは、小学校まではおとなしかったのに中学校になった途端、言動や行動が派手になった同級生を嘲笑する時に使う言葉。

本格的に情報発信をして自己開示レベルが深くなっていくと、もともと面識があった周囲の人たちは、この中学デビューと同じような印象を受け、人によっては「どうしたの?」と尋ねてきたり、関係が身近になればなるほどそれを止めようとする行動に走る場合もあります。

最も注意しなければいけないのは、親や兄弟もしくは配偶者といった最も距離が近い人間関係。彼らに誤解をされてしまうと、修復が不可能な状態にまで関係が悪化する可能性もあります。

そもそも、人間の価値観と言うものは人間関係の距離に比例していてくるわけがないため、この点がかなり難しいところです。

したがって、あなたが情報発信を本格的にスタートしようとする際に、周囲の身近な人たちがあなたの発信内容に対して共感をしてもらえそうにない場合は、身近な人たちにも隠して発信をした方が良いでしょう。

本格的に情報発信をすると一度人は離れ、そして集まってくる

本格的に情報発信をした人が必ず経験すること。それは、潮の流れのように今まで自分の身近にいた人達の多くが距離を置くようになるという点です。

この時点で情報発信者としての心が揺れ動きます。

(自分がもしかして間違ったことをしているのだろうか?)

と思い悩むこともあります。

ここが、情報発信者として自己を確立するための1つの乗り越えポイントです。

ここでこらえて発信を継続することができれば、徐々にあなたの本音の発信に共感をする人たちが集まってくるようになります。

そしてさらに継続をしていけば、あなたの共感者達はどんどん増えていき、最終的にはあなたを取り巻く人間関係の全てがあなたの共感者で埋め尽くされ、あなたにとって心地の良い環境となっていきます。

つまり、人間関係におけるストレスが一切なくなるということです。これはまさに「至福」と言う言葉に尽きる。

あなたが遠慮しなければいけない人間関係というものは、果たしてあなたが一生、保持したいものでしょうか?

それよりも、本当の自分をさらけ出すことができそしてそれを認めてくれる共感者達と心地よい時間を過ごすことができるとしたら、そちらの方が良いとは思わないでしょうか?

世界中の人々に一瞬にして情報を伝えることができるインターネットというインフラ、そして個人の情報を伝えることができるSNSと言うツールの普及のおかげでこのようなことが実現できるようになったのです。

これは実際に経験してみないとわからないので、今はそのようなものだと頭の中の片隅に置いておいていただきたいと思います。

(私の場合、29歳で独立起業した時点で会社員時代の知人には一切連絡を取らなくなったし、大学時代の友人にも全く連絡を取っていなかったため、そもそも去っていく知人すらいなかったのですが。)

次に、情報発信をすることのメリットは?

メリットはありすぎるぐらいあります。これに関しては以下の記事で詳しく解説をしているのでぜひ読んでみていただきたいと思います。

▶情報発信活動をして良かったと思う26の理由(現在進行系で増殖中!)

3)情報発信をするうえでの注意点やリスク

会社員の方の場合の注意点やリスク

やはり会社にばれてしまうと言う点がリスクになるでしょう。そのための対応策としては以下の2つが考えられます。

①ビジネスネームを使う方法
②集客はするけどビジネスはしない

②の方が安心はできます。

もし仮に会社にばれたとしても有料サービスを提供していなければ趣味の延長だと言い切ることができるからです。

ただし、独立起業してから有料サービスを提供したとして、それが実際にお金につながる保証がないため、どの状態に達してから独立をすべきかのタイミングを見計らうのが難しいところです。

①のビジネスネームを使って実際に有料サービスを提供していく場合は、副業からの収入が会社からの収入を超えたタイミングが1つの目安と考えることができます。

総合的に考えて私がお奨めするのは①のビジネスネームを使う方法です。やはり、実際にある程度稼げると言う実感を持った状態で独立起業するのが望ましいでしょう。

炎上しないかどうかというリスク

やはりこの点は誰もが気になると思います。私も実際、自分自身がやってみる場合はこの不安は多いにありました。

なぜならば、私が情報発信をスタートした2011年頃は、まだまだ情報発信という業態が世の中に認知されていなかったばかりか、詐欺的な商材を出して叩かれているような人達も少なくなかったから。

でも、時代は変わりました。

そもそも情報発信をして対価を頂くという行為は敎育の分野と似ています。

通信教育は昔から存在しますし、学習塾や大人のためのビジネススクールも昔から存在します。

つまり、情報発信という行為自体が問題なのではなく、「やっている人」の問題なのです。

最近、ネオ・デジタルネイティブ世代がSNSを使ってどんどん情報発信をスタートしています。

彼らのスタイルを見ていると実に綺麗で、炎上や誹謗中傷の記事も殆ど見られません。

従ってあなたがよっぽど顧客を裏切るような行為をしない限り、誹謗中傷や炎上といったことは起きないと断言することができます。

芸能人や超有名人の場合は別で、普段からマスコミに注目されているため、一挙手一投足にチェックが入り、常に炎上しないかという不安がつきまとうと思います。

情報発信をするうえでの社会的責任(法的責任)はどうなるのか?

日本国憲法で「言論の自由」が定められているため、

「1+1=3」

といった数式的に間違ったことを言ったとしても、法的に罰せられることはありません。

但し、他人を非難する場合には注意が必要です。
それは相手から名誉毀損や侮辱罪といった形で訴えられてしまうリスクがあるからです。

対個人だけでなく、企業に関しても、以前勤めていた会社の内部事情を暴露して会社に損害を与えた場合には、損害賠償請求を受け、刑罰や慰謝料が発生する可能性もあります。

従って人や企業の誹謗中傷をするのだけは控えておいたほうが良いでしょう。

4)本名、ビジネスネームのどちらで発信するか?既存のSNSアカウントをどうするか?

こちらに関しては、まず以下の記事も参考にして頂き、本名とビジネスネームのどちらで発信するのか検討してみて欲しいと思います。

▶情報発信をするにはビジネスネームと本名のどちらがいいか?(分析チャート付き)

どちらで発信するか決めたら、以下を読み進め下さい。

①本名で発信する場合

この場合は本当に「ハラを決める」ということが大事。先にも述べたように、自分の本音をさらけ出せる環境をいかに作れるかどうかが成否を分けるポイントになるので、他人を気にせずどんどん発信するというメンタリティを持つ必要があります。

ところがそうは言っても、100%他人を気にせずに発信できる人はそういるものではありません。そういった場合のために、自分の発信を読まれたくない人は予めそのSNS上でブロックをしておくというのも手です。

②ビジネスネームで発信する場合

この場合、もともと本名で使っていたアカウントをビジネスネームに変更するのか、ビジネスネーム用のアカウントを新規に取得し、本名アカウントでつながっていた人達をお個別に厳選して、ビジネスネームで繋がるという手があります。

どちらかというと後者のパターンのほうが多いですが、その場合、Facebookでは注意が必要です。

Facebookの場合、「知り合いかも」というメッセージが出てくることがあり、候補として挙げられている人達も実際に知り合いだったりして、ドキッとすることがあります。

Facebook側でのこの判断基準は一般公開されていないため、最新の基準がどうなっているかわかりませんが、一説として言われているのが、「スマホの電話番号の電話帳に登録されている相手や、過去にメールでやりとりをしたことがある相手」を何らかの方法で取得して知り合いという判定をしているというもの。

これを避けるため、まずFacebookから電話番号の登録をするようなメッセージが来たら、拒否しておきましょう。電話番号を登録しないとFacebookは利用できないと誤解している人も少なくないようですが、登録しなくても使えるのでご安心を。

また、Facebookに登録するにあたりメールアドレスは必須になりますが、これもビジネスネーム用に新規のメールアドレスを取得して登録しましょう。フリーのメールアドレスでOKですが、私はその中でもGmailを強くオススメします。

5)まず何から進めていけばいいか?(情報発信の始め方)

これは既に自分のサービスが明確になっている方とそうでない方によって分かれてきます。

既に自分のサービスが明確になっている方の場合

サービスの案内ページ(「ランディングページ」とか「セールスページ」と言われます)を 固めるところからスタートしましょう。

その理由は、魅力的な案内ページが完成すれば、仮にあなたに見込み顧客が全くいなかったとしても、誰かに紹介をお願いをして成約ベースで紹介料をお支払いすると言う形で進めることも可能だからです。

まだ自分のサービスが明確になっていない方の場合

この場合、「とりあえず発信しながら考える」というのもアリです。

組織の中で働いていると、自分にできることはたいてい周囲の方もできるので、自分が持っている知識・経験にどれほどの価値があるのかということがわかりづらいです。

しかし、自分の知識・経験からくる情報を広いインターネット上に発信してみれば、様々な分野、様々なバックグラウンドの方々の目に触れ、必ずあなたの情報がためになったという人達が現れます。

これはとにかく発信してみなければわからないことなので、どんどん発信してみるしかないです。

私の場合も、情報発信をスタートした当初、自分が持っている知識・経験のうち何が価値になるのかがわかりませんでした。

ちょうど29歳で独立起業して3年目が過ぎた頃で、事業は独立前に想像していた以上にうまくいっていました。

その理由を自己分析してみたところ、1年目、2年目はたまたま運が良かったのかと思いましたが、3年目がちょうどにリーマン・ショックの最中で、ビジネスチャンスは減ったものの売上はきちんと維持できたので、ようやくそれが自分の力だと思うことができました。

そして、自分が普段当たり前と思っている事も含め、仕事の進め方や考え方をメールマガジンとしてアウトプットしてみました。

すると少しずつ感想を頂けるようになり、半年ぐらい経過した時、読者さん達のほうから「セミナーはやらないんですか?」「有料サービスは無いのですか?」といった感想が届くようになったのです。

それらの声をもとにセミナー活動やビジネス講座を立ち上げていき、情報発信者としての土台を築くことができたのです。

そして当時運営していたメールマガジン「スーパーエンジニア養成講座」は、3年で読者が2万名を超え、1回のメール配信で平均50名以上から感想が届くというモンスターメルマガに成長してしまいました。

そしてこのメールマガジンを継続していったことにより、5年後に出版するきっかけにもなったのです。

従って「とりあえず発信をスタートする」というのは良いことなのですが、その場合、少なくとも

  • 誰に(=ターゲット設定)
  • 何を(=発信テーマ)

を仮に決めて発信をしたほうが良いです。

私の場合は、

  • 誰に・・・自分と同じITエンジニアで、将来独立起業を目指している人か、既に独立起業したけれどまだうまくいってない人
  • 何を・・・ITエンジニアにとっての営業術や顧客対応術

という設定でした。

6)情報発信は難しい?というマインドブロックを捨てる

これは誰もが抱えるマインドブロックであり、一部の天才を除いて、最初は誰でも難しいと感じるものなので、最初から自分には向いていないなどと判断しないほうが良いと思います。

私も実は、過去に情報発信をしようとして何度も挫折をした経験があります。

最初の失敗経験は大学生の時で、当時メールマガジンの配信スタンド「まぐまぐ」で自分のメルマガを配信していました。

内容としては人生観について語ったものが多かったですが、若干22歳でまだ社会にも出ていない青二才が発信していた内容なので、社会人の人達からしてみれば、「机上の空論」を言っているように捉えられたかもしれません。

しかし、時々「感動しました!」と社会人の方から感想を頂いたこともありました。

でも、大学を卒業し、会社に就職し仕事が忙しくなってから、いつの間にか止めてしまっていましたた。一応最終時には読者も400名ぐらいはいました。

もともとメルマガで情報発信をして何らかの収益になればいいなと思っていましたが、その方法がわからなかったし、会社の仕事やプログラミングの副業で稼げるようになってきたので、情報発信は難しいしとりあえず止めておこう、ということになったのでした。

しかし、もし当時、情報発信からのマネタイズの方法が理解できていれば情報発信は続けたでしょうし、もしタイムスリップしてあの時の自分にアドバイスをすることができたならば、絶対に続けるように説得するでしょう。

最近は動画や音声コンテンツが流行ってきているし今後これらが主流となっていくわけですが、人前で話すということも、もともと得意不得意はあったとしても、やればやっただけ確実に上達するので、「自分には向いてない」と最初から諦めないほうが良いです。

私も、もともとITエンジニア出身で社会に出てからは人前で話す機会があまりなかったので、情報発信をスタートしたばかりの2011年頃のセミナー動画や音声を見返してみるとかなり詰まりながら喋っているのがわかり、聞くに耐えないと感じます。

ちなみに、人前で話すことの最も最短で上達方法は、自分がしゃべっているところを録音しておいて何度も聞き返すことです。

そうすると自分の話し方の癖がよくわかるので、ある意味自己フィードバックを次に話すときに自然と修正できるようになっていくのです。

特に、「あー」とか「えー」とかいう「つなぎ言葉」を頻発する癖がある場合には、自分で聞き返してみるとそれが耳障りだと感じるので、かなり矯正することができるのでオススメです。

7)情報発信の目的を明確にする

何のために情報発信をするかというと、それはやはりセルフブランディングのためでありビジネスのためです。

決して友達と馴れ合いになるためのものではありません。

しかし、ある程度情報発信をして自分の共感者が集まってくるようになると、それが心地良すぎて肝心の当初のビジネスと言う目的を忘れてしまい、ただ単に仲の良い友達ができたということで喜んでいる人たちがかなり多く、きちんとビジネスを作るところまで持っていければ私のように時間と場所の自由を獲得することが十分にできるようになるのに、その手前で満足してしまい、また普通の生活に戻ってしまっています。

これは大変残念なことです。

従って、自分は何のために情報発信をしているのかということを常に自問自答することが大事なのです。

まとめ

一通り詳しく説明をしましたが、最も重要なのはやはり「ハラを決める」ということ。

自分の本音をさらけ出すことに抵抗がなくなれば道は開けます。そして自分の興味関心をもとにビジネスをすることができるようになります。

私の場合も旅をしながら仕事をするという「海外ノマド」というライフスタイルを実現することができたし、家族での海外移住を実現する事もできました。

これもしっかりと情報発信をビジネスとして捉え、やるべき事はやってきた結果だと思います。

情報発信というとつい趣味の延長線上として考える人が多いけれど、他の仕事と同じように自分で決めたことを着実に実践をしていくことができれば結果も確実に出るし他のビジネスよりもかなり効率が良いと思います。

たまたまこの記事を読んでいただいたあなたが、この記事がきっかけで将来少しでもあなたの理想のライフスタイルに近づくことができたら、これほど嬉しい事は無いですね。

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