昨日の記事、
✮実はコンサルティングは最も簡単なお仕事
https://hirajo.com/magazine/backnumber/main/2019-10-27
について、いろいろと感想を頂いているが、
1件だけ、批判的なコメントをいただいた。
ーー以下、コメントの内容ーー
メニューだけで顧客の特性に応じて
頭を使わないコンサルティングは
コンサルティングではない。
クライアントはクライアントのビジネスモデルに
最も詳しい訳で、
そのクライアントすら気付かない経営課題を
発見し解決策を提案実行するコンサルティングが
楽な訳がない。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
これを読ませて頂いて、
誤解されている点があると思ったので、
同じように誤解されている方
もいるかもしれないので、
補足をさせて頂きたい。
「コンサルティングは最も簡単なお仕事」
という表現を用いたのは、
この仕事を安易に考えているとか、
軽んじているわけではない。
むしろ、分野によっては
クライアントの人生を左右するような、
大きな責任を伴うことなので、
生半可な気持ちでやるべきではないし、
私も覚悟を持って行っている。
また、そもそも自分がこれまで培ってきた
「知識」「経験」を使うので、
あくまでもその分野について、
クライアントよりも「知識」「経験」を持っている
ということを前提に考えている。
このように言うと、
「私には人に教えられるような
知識・経験は持ち合わせていないです。」
と回答する人がいる。
ここで、多くの人がつまづく。
そこで男が提案しているのが、
「顧客を選ぶ」
という考え方だ。
多くの方が、情報発信をするなどして
人に何かを教える立場になろうとする時、
「第一人者でないと発信してはいけないのでは?
人に教える資格が無いのでは?」
と考えてしまう。
ところが、例えばテニスのコーチ
という仕事を例にとると、
オリンピックに行くような選手を育てるような
超一流のコーチになる場合と、
初心者の小学生に教えるのとでは、
求められるスキルやキャラクターが異なりますよ、
というものだ。
「うちの子にちょっとテニスでも
やらせてみようか?」
という親御さんがいた場合に、
よっぽどの英才教育でも求めない限り、
超一流のコーチは値段的にも
キャラクター的にも
「オーバースペック」ということになる。
むしろ、「中学・高校で一応やっていました」
ぐらいのレベルで、
フレンドリーなお兄さん、お姉さんのほうが、
ふさわしいということになる。
多くの人が、「超一流でないといけない」
という固定概念に囚われているため、
この点が盲点になっていると思うのだ。
つまり、
あなたが過去に経験してきた分野で、
あなたよりも知識・経験・実績が
少ない相手を顧客ターゲットと考えると、
可能性が見えてくるのではないだろうか?
自分よりも知識・経験・実績が少ない相手であれば、
あなたのほうが確実に優位。
自分が得意とする分野について、
自分よりも苦手な相手にアドバイスをするわけだから、
相手に価値を提供できないはずがない。
これは、「孫子の兵法」の、
「勝てる相手としか戦わない」
という考え方にも似ている。
つまり、
「自分よりも知識・経験・実績が少ない相手
を確実に獲得できるという前提」において、
「実はコンサルティングは最も簡単」
という表現をしたのだ。
この点、男の言葉が足りておらず
誤解をされたのであれば、
心からお詫びをしたい。
するとあなたは、
「自分よりも知識・経験・実績が少ない人が
そんなに都合よく見つかるのですか?
どうやって集客すれば良いのですか?」
「対して実績がないのに、
どうすればお金を払ってもらえるのですか?」
と来るに違いないので、
このあたりの戦略術はまた後日お伝えしたいと思う。
引き続き、コンサルティングというビジネスモデルについてのご質問を受付中
↓
https://forms.gle/7T6W2ryLFWmDDSb27