コンサル価格を上げることに悩んでいた方からのご相談
ある時、メルマガ読者さんから質問を頂きました。
「お客様が、ご自身の悩みにどのぐらい悩まれているのか?
そこが分からないので、自分のコンサル価格にも悩み、『これなら断られないだろうか』と最安値で出してしまっています。どのような形で値段を決めているか体験談ベースで教えてもらえると嬉しいです。」
これはまだスタートしたばかりの方が経験する共通の課題です。
なぜならば、過去に雇われたことがある人は(世の中の99%がそうだと思いますが)人から自分の給料を決められるというところから社会人をスタートし、自分で自分の価格を設定するということに慣れていないからです。
私も過去に安請け合いをしていた時期がありましたが、私の場合は幸いなことに社会人1年目から副業でプログラミングをやっていたので時間給ではないですが案件単位で顧客と交渉するという行為を行っていたので、自分の単価を設定すること、そしてそれを上げていくということに関してはスムーズにできていったように思います。
そこで、私が考える「理想のコンサル価格を実現する3つのポイント」についてお伝えしたいと思います。
ポイント1)「理想の時間給」を算出する
「自分で自分の年収を決める」の本質的な意味とは?
https://hirajo.com/myself-salaly
「自分で自分の年収を決める」の本質的な意味とは? – 平城寿のクラウドライフ
を参考に、1年間で幾ら稼ぎたいかを考えます。
次に、それを1年の稼働日数で割り、さらに1日あたりの稼働時間で割ると、あなた自信の「理想の時間単価」というものを算出することができます。
まずはこれをベースにあなたのコンサル価格を決めていきます。
これは、あくまでも理想論ですが、ここを基準にすれば、少なくとも今のあなたが安請け合いしているのかどうかがはっきりとわかります。
にも書いたとおり、私達にとって、お金よりも時間のほうが大切です。
その貴重な時間を提供するわけなので、まずは決して安請け合いする必要はないという気持ちを持ってみて下さい。
ポイント2)周囲の相場は気にしない
あなたの基準によって決めた金額であれば、自分でも納得感があるので、安請け合いして疲弊することはまずなくなります。
しかし次に直面するのが、「周囲の相場」という壁です。
多くの場合、
- まだ始めたばかりだから・・・
- 自分にはまだ実績があまりないから・・・
と考えてしまい、ついつい周囲の相場がを気にしてしまい、それを基準として、自分よりも格上だと思う相手よりも単価を低く設定するために、安請け合いして疲弊してしまっているケースが多いのです。
特にコーチングのような世界だと、自分がコーチングを教わった師匠などとの上下関係が存在し、お師匠様よりも高い単価を設定するのは気が引けるはず。。
また、気持ち的な壁ではなく、誰かが主宰しているような認定講座のようなものや、「ライセンス制」のような仕組みが採用されている分野ではなかなか難しいところがあります。
一方、コンサルティングの場合は、資格も免許も存在しないし、師匠(メンター)がいたとしても、
そこまで気にする必要は無いわけです。
逆に、自分よりも高い単価設定をしたら文句を言ってくるメンターがいたら、今すぐその人についていくのをやめたほうが良いですね。
ポイント3)理想の金額で受注できる仕組みを作る
理想の金額が確定したら、その後はひたすら集客やセールスを実践していくだけです。
「自分で自分の年収を決める」の本質的な意味とは?
https://hirajo.com/myself-salaly
「自分で自分の年収を決める」の本質的な意味とは? – 平城寿のクラウドライフ
で解説したとおり、自分が望んだ年収を達成すべく、自分自身に「絶対達成するぞ!」とコミット(約束)し、「どうすれば、自分が望んだ単価で受注できるだろうか?」ということを徹底的に詰めていけば良いのです。
「それができれば世話ないですよ!」と思うかもしれませんが、パーソナルブランディングやマーケティングをきちんと学べば、誰にでも可能です。
その理由は、もともと売れていなかった方が、その人のプロフィールやセールスページの手直しをするだけで、別人のように売れるようになっていくのを何度もお手伝いしてきた経験からそう言うことができます。
あなたには売れないとしても、私があなたの代わりに代筆をすればあなたのサービスを売ることは可能だと自信を持って言うことができます。
それは、これまでの実践から積み上げてた集客・セールスの技術と経験を持っているから。
そうは言っても、これは日本人の悪いところなのか、どちらかといえば自分自身を過小評価している人が多いので、自分の思考だけで自分の単価のセルフイメージを上げるということは難しいでしょう。
こういう時は、あなたのメンターに相談して、単価のセルフイメージを引き上げてもらうと良いでしょう。
もしそのようなメンターがいなければ、私が提供しているコンサルティングサービスを利用されても良いでしょう。
私が最も得意とするのは、「相手の良さを引き出して自信を与えること」です。
これが私の付加価値だと思っています。
まとめ
以上、
「理想のコンサル価格を実現する3つのステップ」
として、
ポイント1)「理想の時間給」を算出する
ポイント2)周囲の相場は気にしない
ポイント3)理想の金額で受注できる仕組みを作る
をあなたにお伝えさせて頂きます。
最初のうちはしっくり来ないかもしれませんが、コンサルが1件、2件、3件と取れるにつれ、やがて本当にその価格が自分にとって適正だと思えるようになります。
そもそも、人の価値観は本来千差万別だし、相談するタイミングの状況によって、緊急で重要度が高い問題場合もあるわけなので、「相場」を意識することが無意味なのです。
というわけで、まずはあなたの「理想の時間給」を算出するところからはじめて頂きたいと思います。